90年代の空気を25年撮り続けたホームビデオで再現 「PLAY 25年分のラストシーン」6月公開
2020年3月19日 17:00

[映画.com ニュース]1990年代から2010年代まで、25年にわたり撮り続けたホームビデオの映像を繋いだ映像で話題を集めたフランス映画「PLAY」が「PLAY 25年分のラストシーン」の邦題で6月5日公開される。
1993年、両親からビデオカメラを贈られた13歳のマックスは、家族や友人たちとの日々を撮り始める。25年後、撮りためた映像を振り返り、編集する。そこには、エマと初めて会った日のこと、いつも一緒だった仲間たち、そして彼のすべてが記録されていた。素直になれず、大切なものを手放してしまったマックスは、新たに「映画」のラストシーンを準備する。
ジャミロクワイの楽曲やフランスサッカーW杯といった1990年代の懐かしい出来事、21世紀へのカウントダウンなど、今の時代を生きる我々にとっても共感度の高いエピソードが盛り込まれ、2019年サン・セバスティアン国際映画祭で、その斬新な試みが話題となった。主演を務めるのは、人気コメディアン、マックス・ブーブリル。盟友アントニー・マルシアーノ監督のアイデアに惚れ込み、共同で脚本も手がけた。
製作陣がフランス全国を探し回り、10代、20代、30代それぞれを演じるキャストを9カ月かけて選出したという。「過去の映像をつなぐということは、単なる事実の羅列ではない。見る人が同じように25年間を追体験し、当時の自分に戻るような体験をしてほしかった」と監督は語っている。
「PLAY 25年分のラストシーン」は6月5日から、シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開。
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