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高度1万メートルで緊急事態! 中国興収450億円「フライト・キャプテン」6月公開

2020年3月18日 18:00

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2018年に中国で実際に起きた飛行機事故を映画化
2018年に中国で実際に起きた飛行機事故を映画化
(C)2019 Bona Entertainment Company Limited All Rights Reserved.

[映画.com ニュース] 「インファナル・アフェア」シリーズのアンドリュー・ラウ監督がメガホンをとり、「マンハント」のチャン・ハンユーが主演を務める映画「The Captain(英題)」が、「フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話」の邦題で、6月26日から日本公開されることが決定した。

本作のベースとなっているのは、2018年に中国で実際に起きた飛行機事故。四川航空3U8633便が、1万メートルの高空を飛行中に操縦室のフロントガラスが破損し、墜落の危機に陥ってしまった。そんな極限状態のなか、機長やクルーたちが乗客を守り抜いたことから、中国版「ハドソン川の奇跡」と称されている。映画版は、中国が建国70周年を迎えた19年に「中国の誇り3部作」の最後の作品として公開。3週連続で1位を獲得し、7週に渡りベスト10にランクイン。興行収入は、450億円を突破するメガ・ヒットとなった。

副操縦士が吹っ飛ばされそう…!
副操縦士が吹っ飛ばされそう…!
(C)2019 Bona Entertainment Company Limited All Rights Reserved.

2018年5月14日。四川航空3U8633便は、重慶市からチベット自治区のラサに向かっていた。登場していたのは、リュー機長(チャン・ハンユー)をはじめとした9名のクルーと、乗客119名。フライトは順調だったが、地上1万メートルの飛行中、突如操縦室のフロントガラスにひびが入り、瞬く間に大破してしまった。副操縦士・チェンの体が外に投げ出され、辛うじて彼の体を掴んだリュー機長。氷点下30度の冷風が前方から激しく吹き込み、圧力を失った操縦室は自動操縦が不可能に。激しく揺れる機体に、クルーたちの制止も虚しく乗客たちはパニックとなってしまう。

公開決定にあわせて、場面写真も披露。酸素マスクを装着しながら懸命に操縦を続けるリュー機長やクルーたちを活写。また、飛行機のフロントガラスにひびが入り、副操縦士が窓の外に投げ出される衝撃の光景や、酸素マスクを付け激しい揺れに耐える乗客たちの姿も切り取られ、実際にあった飛行機事故の様子が臨場感たっぷりに再現されている。

フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話」は、6月26日から東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋ほか全国で順次公開。

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