成海璃子、山崎紘菜、常盤貴子が歌って踊る!「海辺の映画館」ミュージカルシーン公開
2020年3月14日 12:00

[映画.com ニュース] 大林宣彦監督が約20年ぶりに故郷である広島・尾道市で撮影した映画「海辺の映画館 キネマの玉手箱」のミュージカルシーンが披露された。成海璃子、山崎紘菜、常盤貴子らがタップダンスに挑戦している。
本作は、無声映画、トーキー、アクション、ミュージカルなどさまざまな映画表現で、戦争の歴史をたどるストーリーが展開。尾道の海辺にある唯一の映画館「瀬戸内キネマ」が閉館を迎え、日本の戦争映画特集を見ていた若者3人がスクリーンの世界にタイムリープし、戊辰戦争、日中戦争、沖縄戦、そして原爆投下前夜の広島を辿り、そこで出会う史実では戦争の犠牲になった移動劇団「桜隊」の悲劇の運命を変えるために奔走する。
タイムリープする3人を厚木拓郎、細山田隆人、細田善彦が演じ、3人の男たちそれぞれの運命のヒロインを吉田玲、成海、山崎、「桜隊」の看板女優を常盤が演じている。

公開されたのは、成海、山崎、常盤たちが鮮やかなドレス姿で華麗なタップダンスを披露するシーン。「映画は夢、夢は映画」「嘘からでた誠」など、大林監督の思いが込められた歌詞が印象的な楽曲を軽やかに歌っている。シーンの合間には、謎の映画愛好家、爺・ファンタ(高橋幸宏)が歌について語る姿も収められている。
大林組に初参加した成海は「たくさんの要素が詰まった、玉手箱のような作品です。大林監督の気迫に触れ、劇場で圧倒されてください」とアピール。4度目の参加となった山崎は「初めてこの映画を見た後は『とんでもない映画を見てしまった!』という衝撃で放心状態でした。『すごかった…』この一言を発することで精一杯。そんな摩訶不思議な映画体験をぜひ皆さんにもしていただきたいです」と呼びかける。
近年の大林監督作品を支える常盤は「次回作のためにタップダンスの練習をと、どんな映画かもわからないのに、ただひたすらに練習を続けた俳優部。撮影時期が延びたと言われ、テンヤワンヤ。私も、一度は諦めたものの、二転三転四転五転。出られる!と決まった時の喜びは忘れられません」と振り返り、「『大林組』全スタッフ、キャストと共に、今できる限りのパフォーマンスと、想像力で、『大林宣彦』という大好きな監督の現代アートの一部を担えたことは私の誇りです」と敬意を表した。
「海辺の映画館 キネマの玉手箱」は4月10日から全国公開。
(C)2020「海辺の映画館 キネマの玉手箱」製作委員会/PSC
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