【独占インタビュー】ギレルモ・デル・トロ、初のホラー鑑賞は3歳!“ホラー映画適齢期”に持論
2020年2月29日 13:00

[映画.com ニュース]全米の学校図書館に置くことを禁じられた児童書シリーズを基にした「スケアリーストーリーズ 怖い本」(公開中)で、企画・ストーリー原案・製作を務めたギレルモ・デル・トロと、メガホンをとったアンドレ・ウーブレダル監督のインタビュー映像が、映画.comのYouTubeチャンネル(https://youtu.be/745MrTk54FE)で公開された。ハリウッド外国人記者協会(HFPA)会員の映画ライター小西未来氏が聞き手となり、良質なホラー作品の条件や、幼少期のホラー映画体験を聞いた。
本作は、1981年に第1作が発表された児童書シリーズを基にした作品。累計700万部を売り上げながらも「実際の事件をほうふつとさせるような描写」「おどろおどろしいスティーブン・ガンメルの挿絵」に親や教師から苦情が殺到し、全米の学校図書館に置くことを禁止する論争が巻き起こった。ハロウィンの夜、町外れの幽霊屋敷に忍び込んだ高校生のステラたちが1冊の本を見つける。そこには噂に聞いた怖い話の数々がつづられていた。次の日から、子どもがひとり、またひとりと消え、“怖い本”には毎夜新たな物語が書かれていく。主人公となったのは、消えた子どもたち。そこには、彼らが“いちばん怖い”と思うものに襲われる物語が紡がれていた。
デル・トロは、良質なホラー映画の条件として、このジャンルを愛し、芸術のひとつと信じる人が作ることと、キャラクター造形をもっとも優先していることと断言。「観客は物語を求めて映画館に行く。だが、没頭できるかはキャラクター次第。主人公にほれ込めば、最後まで楽しんでくれる」と信条を明かした。
本作が若い観客にとって初めてのホラー映画になることを目指して製作したというデル・トロとウーブレダル監督。デル・トロは、初めてホラー作品を見たのは3歳頃と告白し、「おとぎ話だって怖いから、(子どもに)ホラー映画を見せない理由はない。ただ、幼い子どもには控えた方がいい。8歳からかな」と“ホラー映画適齢期”について持論を展開した。
ホラー映画入門編に相応しい作品を聞かれたデル・トロが「フランケンシュタイン(1994)」と「大アマゾンの半魚人」を挙げ、「シンプルで美しい作品から始めるのがいいね」と真面目にアドバイスする一方で、ウーブレダル監督は冗談めかして「エクソシスト」と回答。その過激な作品選定でデル・トロを驚かせ、笑いを誘っている。
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