「グレイズ・アナトミー」アレックス役ジャスティン・チャンバースが番組卒業
2020年1月17日 14:00
[映画.com ニュース] 米ABCの大ヒット医療ドラマ「グレイズ・アナトミー」で15シーズンにわたりアレックス・カレフ医師役を演じてきたジャスティン・チャンバースが、同番組から卒業することがわかった。米Deadlineが独占で報じている。
チャンバース演じるアレックスは、主人公メレディスと同期の外科医。野心家で性格が悪く、当初は嫌われ者だったが、仕事への熱意と時おり垣間見せる優しい一面で、仲間からの尊敬を勝ち取っただけでなく視聴者のハートをも射止めた。
出世作となった同番組を降板するにあたり、チャンバースは声明で「15年間共に歩んできた番組とキャラクターに別れを告げるのは難しい選択だったけど、ここ数年、俳優としてより幅広い役柄に挑戦したいという気持ちが募っていたのは確か。50歳という節目を迎え、今こそベストなタイミングだと思った」と理由を説明。そして、「かけがえのない経験と思い出を与えてくれたABCと(クリエイターの)ションダ・ライムズ、オリジナルメンバーのエレン・ポンピオ、チャンドラ・ウィルソン、ジェームズ・ピッケンズ・Jr.を含むキャストとスタッフ、そして何よりもファンの皆さんに、心からお礼を言いたい」と感謝を述べた。
2019年5月、シーズン17までの更新が決まったことで、これまで「ER 緊急救命室」が保持していたロングラン記録を破り、プライムタイムに放送の医療ドラマとして最長となる新記録を樹立した「グレイズ・アナトミー」。本国アメリカで昨年11月14日に放送された記念すべき350話では、アレックスが病気の母親の面倒をみるため、実家に帰る決断を下すくだりが描かれたが、同サイトによれば、それがチャンバースの最後の出演になるようだ。