生肉を食いちぎる美少女…実在の殺人犯の妄想と狂気描く「屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ」予告編
2019年12月11日 10:00

[映画.com ニュース]第69回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品されたファティ・アキン監督の最新作「屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ」の予告編とポスタービジュアルが公開された。
1970年代のドイツ・ハンブルクで起きた連続殺人事件の犯人フリッツ・ホンカについての物語を、同名のベストセラー小説をもとに描きだした。一見無害で負け犬に見えるフリッツ・ホンカ。夜な夜な行きつけのバー「The Golden Glove」へやってきては、孤独な女性に近づいていた。第69回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に選出され、その衝撃的な内容が話題となった。

予告編は、フリッツが鈍い音を響かせながら、何かを運ぶシーンからスタート。そして容姿のせいでバーの女性客に相手にしてもらえない様子、老いた娼婦を次々と自宅に招き入れる不穏な場面と共に、街中で見かけた金髪の美少女に心を奪われるフリッツを活写。少女は誘惑するような眼差しで、なぜか肉屋で生肉を食いちぎる――。フリッツの妄想と狂気が垣間見られる映像となっている。
「屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ」は、2020年2月14日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。
(C)2019 bombero international GmbH&Co. KG/Pathe Films S.A.S./Warner Bros. Entertainment GmbH
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース





【第78回カンヌ国際映画祭】オフィシャル・セレクション発表、早川千絵監督作など日本映画3本 応募作は過去最高の2909本、現代社会の暴力、愛、寛容など描く作品目立つ
2025年4月10日 23:00
取材 海外映画祭
