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少年少女によるひと夏の“秘密の計画” オランダ児童文学の映画化作品、20年3月公開

2019年12月11日 12:00

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美しいオランダの島を舞台に、少年と 少女が繰り広げるみずみずしい冒険
美しいオランダの島を舞台に、少年と 少女が繰り広げるみずみずしい冒険
(C)2019 BIND & Willink B.V. / Ostlicht Filmproduktion GmbH

[映画.com ニュース] 美しいオランダの島を舞台に、少年と少女が繰り広げる“秘密の計画”を描く「My Extraordinary Summer with Tess」(原題)が、「恐竜が教えてくれたこと」の邦題で、2020年3月上旬に公開されることがわかった。第61回青少年読書感想文全国コンクールの小学校高学年向け課題図書にも指定された、アンナ・ウォルツによる児童文学「ぼくとテスの秘密の七日間」を映画化する。

家族で夏のバカンスを楽しむため、都会の喧騒から遠く離れたオランダ北部の島にやってきた11歳の少年サム。この世の全ての生き物がいつか死を迎えると気付き、「地球最後の恐竜は、自分が最後って知ってたのかな」と思い悩む、哲学者のような男の子だ。ある日、サムは少女テスと出会い、その不思議な魅力と予測不能の言動に少しずつ惹かれていく。一方テスは、ママから死んだと聞かされ12年間ずっと会えていなかったパパを内緒で島に招待。少年と少女の、宝石のようなひと夏の冒険が始まる。

本作で長編監督デビューを飾ったのは、米映画雑誌「VARIETY」の「2019年に見るべきヨーロッパの監督10人」に選出されたオランダの新鋭ステフェン・ワウテルロウト。現実と空想の狭間を行き来するサムを繊細なタッチで描き出し、風変わりで謎めいたテスに心惹かれていく甘酸っぱい初恋と成長の物語をユーモアたっぷりに紡ぐ。

恐竜が教えてくれたこと」は、20年3月上旬から東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開。

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