DCコミックス、中国からの抗議受け「バットマン」新刊広告を取り下げ
2019年12月3日 14:30

[映画.com ニュース] 米DCコミックスが、人気キャラクターのバットマンを主人公にした新刊「Dark Knight Returns: The Golden Child(原題)」の宣伝を中国政府に配慮して自粛したと、米Deadlineが報じている。
同作は、人気コミックライターで「シン・シティ」の共同監督としても知られるフランク・ミラーによる注目作。スーパーマンとワンダーウーマンの子どもであるジョナサン・ケントを題材にしているという。
全米で12月11日に発売される同書だが、その表紙を使った広告キャンペーンが取り下げる事態となった。その広告は、火炎瓶を抱えたバットマンの絵柄に「The Future is Young(未来は若者のもの)」というキャッチコピーが書かれたもので、中国側が香港デモの支持表明であるとして批判。そのため、DCコミックスは広告を取り下げることになった。すると今度は、香港デモ支持者から中国に屈したDCコミックスに非難の声があがっている。
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