笑福亭鶴瓶が吉田茂、生田斗真が白洲次郎に!「アメリカに負けなかった男」で共演
2019年11月25日 07:00

[映画.com ニュース] テレビ東京の開局55周年を記念したスペシャルドラマ「アメリカに負けなかった男~バカヤロー総理 吉田茂~」が制作されることになり、第45、48~51代内閣総理大臣・吉田茂を笑福亭鶴瓶、吉田の腹心でGHQから「従順ならざる唯一の日本人」と呼ばれた白洲次郎を生田斗真が演じていることがわかった。
2020年は東京五輪イヤーであるのと同時に、戦後75年という節目の年となる。終戦直後、アメリカを中心とする連合国軍に占領されるという混乱を極めた時代に、「日本は絶対立ち直る」という信念のもと、強力なリーダーシップで独立、復興のために突き進んだ政治家が吉田だ。今作では雰囲気、貫禄、笑顔といったビジュアル面だけでなく、「人たらし」と言われた性格に至るまで、限りなくリアルに演じる。
鶴瓶は、「『吉田茂をやる』と決まった時から声がガラガラ声になってきました(笑)。カメラマンが見せてきた写真を見て『吉田茂は確かにこんな感じやね』と話してたら、『これ鶴瓶さんですよ』って言われて、自分でも(あまりにそっくりで)『えーーー!』ってなって。ヨメさんにも吉田茂さんが降りてきたんじゃないかって言われました」と振り返る。講和条約を締結して演説の下読みをするシーンでは、思わず涙を流したという。
「本当に『日本は独立するんだ』って気持ちになって声を出して泣きました。(吉田茂の)そこまでの過程や苦労を踏まえた上で、この“独立”という言葉を見た時に自然と涙が出た。しかもこのシーンでは斗真も涙目だったんです。『あ、泣いてるな』って思いながら読み始めたら、こちらも号泣したっていう。普段泣かないので演技で泣くのも珍しいんですが、その中で自然と涙が出てしまうというのは自分でも不思議でした」。

一方、吉田の参謀としてGHQ最高司令官マッカーサーらと必死の交渉を続ける白洲に扮した生田は、自らの役どころを「男として憧れる存在のひとりだと思うんですよね。外見もすごくかっこいい人だったと思うし、自分の信念を貫き通すっていう部分もそうだし、周りの人間たちが長いものに巻かれていくなかで、きちんと『それは違うんだ』『NOだ』ということを叫び続けた人だと思うし、憧れを持ちますね」と語る。
鶴瓶が涙したシーンについては、「人のお芝居を見てここまで心震えたことがあっただろうかっていうくらい、感動して衝撃でした」と述懐。吉田茂と重なる部分があったといい、「鶴瓶さんの芝居を見て、撮影現場なんで、どの部署も静かにしてなきゃいけない場面なんですけど、みんなが必死に嗚咽を堪えながら、それぞれの仕事をしているという。瞬間に空気が変わる感じを目の当たりにして、これはちょっと生涯忘れないだろうなというシーンでした。そのシーンを一緒にやれただけで、この作品に参加できてよかったなと思いました」と胸中を明かした。
ふたりのほかにも豪華キャストが結集した今作は、若松節朗監督が演出を担当。20年にテレビ東京系列で放送。
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