ディーン・フジオカ、北条司監督作のオファーに「シティーハンター、キターッ」
2019年11月16日 20:47

[映画.com ニュース] 「キャッツ・アイ」「シティーハンター」などで知られる漫画家の北条司氏が総監督を務めたオムニバス映画「エンジェルサイン」の公開記念舞台挨拶が11月16日、東京ユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、女優の松下奈緒と俳優のディーン・フジオカが登壇した。
サイレントマンガオーディションで世界100以上の国と地域から寄せられた約7000編の中から受賞作5本を日本、タイ、ベトナムの監督が映画化。物語をつなぐ「プロローグ」と「エピローグ」を北条氏自ら監督し、松下とディーンが出演した。
セリフがなく映像と音楽だけでつづられる世界観に、松下は「普段は台本のセリフを頼りにしているのに、どうやればいいか未知の世界だった。撮影前はドキドキでした」と告白。一方のディーンは、北条氏の描いた絵コンテを見て「シティーハンター、キターッと思った。子どもの頃からの夢だった冴羽リョウがきたなと」と、冗談めかした。
撮影は“放任主義”だったそうで、ディーンは「衣装合わせの時にどんなものがいいか監督に聞いたら、好きなものを着てください、そうじゃないと楽しくないでしょということだった」と苦笑。松下も同様だったが、「現場では的確なアドバイスをくださって、監督の頭の中ではしっかりとしたイメージがあると感じた」と振り返った。
松下はチェリスト、ディーンはピアニスト役。共に音楽活動をしているが、松下は「触るのも初めてで、まあ難しい。でも音楽をやっていると、吹き替えは許せないんですよ」と明かす。ディーンは、「松下さんの前でピアノを弾くという、自分の中のプレッシャーとの闘いだった。なんで逆じゃないんだと思った」と苦笑した。
ディーンが作詞・作曲して歌い、松下がピアノとコーラスで参加した主題歌も担当し、松下は「音楽での共演もうれしかった」と笑顔。そして、「映画はサイレントだけれど、感想は声を大にして言ってください」と声をそろえた。
(C)「エンジェルサイン」製作委員会
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