ケビン・ファイギ社長、スコセッシ監督らのマーベル批判に冷静な対応
2019年11月13日 11:00

[映画.com ニュース] マーティン・スコセッシ監督やフランシス・フォード・コッポラ監督ら映画界の巨匠が相次いでマーベル映画を批判するなかで、マーベル・スタジオのケビン・ファイギ社長がついにコメントした。
スコセッシ監督は複数のメディアに対し、マーベル作品は「映画ではない」「テーマパークだ」などと批判。盟友フランシス・フォード・コッポラ監督も同調し、「嫌悪すべきもの」と一刀両断している。
これまで全てのMCU作品でプロデューサーを務めたファイギ社長はこのほど、米ハリウッド・レポーターのポッドキャスト「Awards Chatter」に出演。スコセッシ監督らのマーベル批判について、「誰もが映画に対して異なる定義を持っている」と冷静に返答。「誰もが芸術に異なる定義を持っている。(マーベル作品を)映画ではないと思う人もいる。みんなが自分の意見を持って良いし、みんなにその意見を繰り返す権利がある。みんながその意見について記事を書く権利がある。次にどんなことが起きるのか楽しみにしている一方で、私たちは映画を作り続けるだけだ」。
また、スーパーヒーロー映画が映画業界にとってマイナスの存在であるというスコセッシ監督の主張については、「それは事実ではない。遺憾に思う」と返答している。
ファイギ社長は、マーベルのチーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)に就任。映画のみならず、コミック、アニメ、ドラマと、同社のクリエイティブ面全てを統括することになった。現在は「ブラックウィドウ」や「エターナルズ」などMCU作品のプロデュースを手がける一方で、ウォルト・ディズニーのストリーミングサービス「Disney+」向けの複数のドラマの準備を進めている。
Disney+向けドラマはMCUの人気キャラクターを採用したスピンオフという位置づけで、サム・ウィルソン/ファルコン(アンソニー・マッキー)とバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー(セバスチャン・スタン)を主人公にした「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」をはじめ、ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ(エリザベス・オルセン)とヴィジョン(ポール・ベタニー)を題材にした「ワンダビジョン(原題)」、トム・ヒドルストン演じる人気キャラクターを主人公にした「ロキ(原題)」、ジェレミー・レナー演じる弓矢の達人を主人公にした「ホークアイ(原題)」なども準備しているという。スコセッシ監督の批判や懸念をよそに、マーベルはますます多くの作品を発表していくことになりそうだ。

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