仏映画「動物だけが知っている」出演俳優、映画ラスト後の展開に思い巡らす
2019年10月30日 15:30

[映画.com ニュース] 第32回東京国際映画祭コンペティション部門に出品されたフランス映画「動物だけが知っている」の公式会見が10月30日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、出演した俳優のドゥニ・メノーシェとナディア・テレスツィエンキービッツが登壇した。
「偶然」がひとつの鍵を握る本作について、妻とともに農場を経営する夫ミシェルを演じたメノーシェは「ありえないような状況を、真実のように演じ切る、俳優という職業を愛しています」と語り、「ここにいる皆さんと私が一堂に会したのも、一種の『偶然』ですね」と笑顔を見せた。
また、物語の後半に大きな動きをもたらす少女マリオンに扮したテレスツィエンキービッツは、本作の登場人物に関して「とても寂しく、迷っていて、同時に、何か自分の信念を探している人々」「皆、『愛される』ことを渇望しているけれど、他人に『与える愛』は持っている」と評し、演技を追求する上で、感情について極限まで向き合う機会となったと明かした。
ふたりの演じたキャラクターは今後どのような人生を送ると思うか、演者の視点から考えてほしいという質問に対し、メノーシェは「ミシェルはアフリカに留まって、仕事を見つけ、『彼女』との会話を続けると思います」、テレスツィエンキービッツは「マリオンは勇敢で意志の強い人間なので、いつかまた新しい愛を見つけると思います」と真摯に答えていた。第32回東京国際映画祭は、11月5日まで開催される。
関連ニュース





【第78回カンヌ国際映画祭】オフィシャル・セレクション発表、早川千絵監督作など日本映画3本 応募作は過去最高の2909本、現代社会の暴力、愛、寛容など描く作品目立つ
2025年4月10日 23:00

映画.com注目特集をチェック

ファンファーレ!ふたつの音
【本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

これ観てない人、マジもったいない!!
【夏に観逃したという人へ…】まだ間に合う!むしろ今こそ映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

4歳の息子が誘拐された。
【しかし、誘拐犯が死体で見つかった】警察は息子に疑いを向ける…衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

なんだこれ!?!? 絶対に観る。
【個人的・下半期で最も観たい映画No.1】“ダメ男”が、強烈変態異常者に追われます…
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント