松尾スズキ、監督・脚本・主演の「108」は「内気な少年が笑いで更生する物語」
2019年10月26日 17:33

[映画.com ニュース] 演出家で俳優の松尾スズキが監督・脚本・主演の1人3役に挑んだ映画「108 海馬五郎の復讐と冒険」の公開記念舞台挨拶が10月26日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた。
松尾は、共演の中山美穂、秋山菜津子、岩井秀人、坂井真紀、栗原類、LiLiCoとともに登壇。「構想したのが5年前。う余曲折がありいろんな人を巻き込んで、こんなにゴージャスな俳優さんが集まってくれた。ブラックジョークのドタバタコメディを作れたと確信している。ここにいられることに感謝です」と喜びをかみしめた。
人気脚本家が妻の浮気をSNSで知り、復しゅうのため「いいね」の数と同じ108人の女性を抱こうとする物語。もちろん、R18(18歳未満入場不可)指定のため、約400人のファンで埋まった客席を見渡し、「こんな大きな映画館でやる映画なんですかねえ。戸惑いを禁じえません」と自嘲気味な笑みを浮かべた。

その危ぐは、松尾の妻を演じた中山が「台本を読んで、これどうやって撮るの?というシーンがたくさんあって、完成した作品は新鮮な目で見ることができてゲラゲラ笑っちゃいました」と話しフォロー。自身がヘビになる印象的なシーンもあるが、「思い出しただけで、今でも笑っちゃう」と必死で笑いをこらえた。これに気を良くした松尾は、「初日からシナリオにほれ込んだ思いがビンビン伝わってきた。クールでプロに徹し、さすが芸能人だと思った」と最敬礼だ。
「女の海」と称した50人の女性と戯れるクライマックスシーンでは、演技と演出の行き来に苦労。「どこもかしこも大変だったけれど、ローションまみれになりながらモニターを見に行く。その時だけはスタッフがバスタオルをかけてくれて、監督としての目印になった」と苦笑いで振り返った。
そして、「北九州生まれの内向的な男が、笑いを職業にして30年。ようやく人前で歌って踊れて、セックスシーンを演じられる男になった。内気な少年が笑いで更生する物語です」とアピール。LiLiCoが、「私も女の海、入りたかった。もうないの?」とおねだりしたが、「自宅で勝手にやってください」とバッサリ切り捨て、会場の笑いを誘っていた。
(C)2019「108 海馬五郎の復讐と冒険」製作委員会
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