柳楽優弥、合作映画「ターコイズの空の下で」に主演! 共演はモンゴルのスーパースター
2019年10月22日 10:00

[映画.com ニュース] 柳楽優弥が主演を務めた映画「ターコイズの空の下で」(英題:UNDER THE TURQUOISE SKY)が、ドイツで開催される第68回マンハイム・ハイデルベルク国際映画祭(11月14~24日開催)のコンペティション部門に正式出品され、オープニング上映されることがわかった。
本作は、日本、モンゴル、フランスの3カ国による合作映画。日本での撮影に始まり、モンゴル・ウランバートルからアルハンガイ地区へと移動しながら、ロードムービーさながらの撮影が敢行された。柳楽が、大企業の経営者を祖父に持ち、自堕落な暮らしを送る青年タケシを演じる。またモンゴル・アカデミー賞で主演男優賞を3度受賞し、近年ハリウッドにも進出したモンゴルのスーパースター、アムラ・バルジンヤムが共演している。
大企業の経営者・三郎(麿赤兒)を祖父に持つタケシは、何不自由なく贅沢三昧な暮らしを送っていた。物語が大きく動き出すきっかけとなるのは、三郎の所有する競走馬を盗んだ罪で、モンゴル人の男アムラ(バルジンヤム)が逮捕されたこと。第二次世界大戦終了後、モンゴルで捕虜生活を送った三郎には、現地の女性との間に、生き別れとなった娘がいた。アムラとの出会いをきっかけに、三郎にモンゴルへと送り出されたタケシ。果てしなく広がるターコイズ色の空の下、言葉も通じず、価値観も異なるタケシとアムラのユーモラスな旅が描き出されていく。

メガホンをとったのは、欧米で米、仏、日、スペインの文化や言語を吸収しながら育ったパリ在住のアーティスト・KENTARO。ファインアートを学びながら俳優としてのキャリアをスタートさせ、「ラッシュアワー3」「キス・オブ・ザ・ドラゴン」やインディペンデント映画などに出演する一方で、音楽、ファッション、アート業界などでPVやドキュメンタリーを手掛けてきた。長編デビュー作ながら、キャスト、スタッフ一同がゲルで寝泊まりし撮影するという過酷な条件下、日本、モンゴル、フランス、オーストラリア、チリなどの多国籍チームをまとめ上げる手腕を発揮してみせた。
マンハイム・ハイデルベルク国際映画祭は、ビム・ベンダース、ラース・フォン・トリアー、ジム・ジャームッシュ、青山真治をはじめ、数多くの新人監督の才能を見出してきた歴史ある映画祭。「ターコイズの空の下で」は、新人賞、タレント・アワード、国際映画批評家賞、エキュメニカル賞にノミネートされている。
「ターコイズの空の下で」は、2020年公開予定。なお、11月26日からパリで開催される第14回KINOTAYO現代日本映画祭での特別上映も決定している。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー