“僕の好きな女の子”奈緒、小悪魔ぶりを渡辺大知が明かす
2019年10月18日 06:00
[映画.com ニュース]お笑い芸人、芥川賞作家・又吉直樹の恋愛エッセーを映画化した「僕の好きな女の子」が10月17日、京都国際映画祭で上映され、主演の渡辺大知、奈緒、玉田真也監督がT・ジョイ京都で舞台挨拶に立った。小悪魔ヒロインを演じた奈緒が「男性ってこういう女の子が好きなんだな」とはにかむと、渡辺は「皆をその気にさせてクランクアップしていく。で、男達は打ちひしがれ…」と、奈緒自身の小悪魔ぶりを明かした。
映画は、理想の女性に対する男性主人公の逡巡と葛藤を切なく描いた。渡辺は恋愛に受け身でヒロインに翻弄される主人公を演じ「全国の男子に刺さってほしい。一人でも多くの不器用男子を救いたい」と熱弁。また、奈緒の小悪魔演技について、話題を呼んだドラマ「あなたの番です」と比較して「『あな番』を見たあとだとすげえサイコ、よりサイコに見える」と笑わせた。
玉田監督は、又吉の原作を映像化するにあたり「奈緒さんがどれだけスクリーンでかわいく見えるか」が勝負だったと回顧。そのメガホンに奈緒が応え、男性の想う“僕の好きな女の子”を好演して「あな番」とは別の顔を披露。当の奈緒は「うまくいかないって思うこともある」と明かしつつ、「皆さんの恋愛がうまくいくことを心から祈っています」と劇中同様に天真爛漫にふるまった。
京都国際映画祭はこの日開幕し、TVディレクターズムービーとして招待された「僕の好きな女の子」が上映1作目となった。渡辺が「光栄」と胸を張れば、奈緒は「個人的に京都に来ることができて嬉しい」と終始にこやかに京都のファンと触れ合った。
京都国際映画祭は10月20日まで京都市内各所で開催。