「東京男子図鑑」20年に放送決定 竹財輝之助&市川由衣共演で“東京男子”の生き様を描く
2019年10月5日 15:00
[映画.com ニュース] Amazonプライムビデオで配信され話題を呼んだ「東京女子図鑑」の“男子版”ドラマ「東京男子図鑑」が、2020年にカンテレで放送されることが決定した。竹財輝之助と市川由衣が共演し、仕事と恋愛に奮闘する“東京男子”の成長と内面をリアルに描き出す。あわせて、メインビジュアルとスペシャル映像(https://www.youtube.com/watch?v=WNMs8JrvjXg&feature=youtu.be)もお披露目された。
「東京カレンダー」に掲載された小説を、水川あさみとタナダユキ監督のタッグでドラマ化した「東京女子図鑑」。キャリアや恋を重ね成長する野心家の女性を描き、アジアで人気を博した。中国では「北京女子図鑑」「上海女子図鑑」としてリメイクされ、両作品の累計再生回数は25億回を突破し、韓国からもリメイクのオファーが寄せられたという。
そして、視聴者からの「男子版も見たい!」という声を受け、「東京女子図鑑」のプロデュースチームと、中国配信プラットフォーム「bilibili」(ビリビリ)がタッグを組み、「東京男子図鑑」の日中共同製作が決定した。「デザイナー 渋井直人の休日」の松本佳奈が監督を務め、女性アーティスト・ちゃんみなのセカンドアルバム「Never Grow Up」に収録されている「Call」がオープニング曲、「アーカイブに保存した曲」がエンディング曲となった。
千葉・浦安の実家から都内の有名私立大学に通っていた翔太(竹財)は、恋人が年上の金持ち男と遊んでいることを知り、東京でのし上がることを誓う。一流商社に就職し、カネにも恋愛にも不自由しない生活を手にした翔太。しかし、女遊びもせずに真面目に働く同期・小島との出世争いや、年収3000万円以上の男との結婚を望むみなみとの恋愛を通して、少しずつ価値観が変わっていく。やがて、ベンチャー企業のCEOになっていた同級生・一馬や後に恋人となる部下・瑠璃子(市川)との付き合いを経て、東京で生きることの意味を見つめ直していく。
翻ろうされながらも、東京にいる意味を探し続ける翔太役を務めるのは、ドラマ「ポルノグラファー」の竹財。翔太の大学生から40代までの20年間を演じ上げる。「翔太の第一印象は『何でも持ってるけど何にも持ってない男』でした。あくまで僕個人の意見ですが、東京というところに感じた印象と同じです。何でもあるけど何にもない。常に空虚というか虚無感を感じるというか。翔太にもそれを感じていて、彼の言葉は裏腹な事が多く、本心がなかなか見えませんが、深読みしてくださると嬉しいです(笑)」とコメントを寄せた。
「東京男子図鑑」は、19年冬に中国などアジア地域で先行配信され、日本では20年にカンテレで放送される。