中村玉緒、最多43作品で共演の市川雷蔵さんにラブコール「好きやったかも」
2019年9月14日 14:30

[映画.com ニュース] 女優の中村玉緒が9月14日、東京・角川シネマ有楽町で開催中の「市川雷蔵祭」でトークショーを行った。
中村と雷蔵さんは幼なじみで、夫の勝新太郎を上回る最多の43作品で共演。その中の1本「切られ与三郎」(1960)の上映後に登壇し、「主人には悪いですけれど、思い出話がたくさんありますので聞いてください」とうれしそうに話した。
同年の共演作「大菩薩峠」「ぼんち」などでブルーリボン賞助演女優賞を受賞し、「雷蔵さんから、(『大菩薩峠』の役名の)竜之助からお浜殿と書かれたお人形をいただきました」と笑顔。「私の付き人と雷蔵さんの付き人が結婚して、その時はお互い独身だったので2人で仲人をしたんです」といったエピソードも披露した。
勝さんとは62年に結婚したが、「ベニスの映画祭に行った時に、誰に手紙を書こうと思ったけれど主人のことは頭になかった。雷蔵さんに『これから飛行機に初めて乗ります』などと書いたんです。好きやったのかもしれません。でも、肉体関係はないですよ」とジョーク交じりに告白。さらに、「セリフをきっちり覚えていて、台本を持ってスタジオに入らない。てにをははいまだに勉強中ですが、これも雷蔵さんと市川崑監督のおかげです」と感謝した。
雷蔵さんの命日の7月17日は祇園祭の時期で、「毎年、祇園祭が始まると思い出します」としんみりする一幕も。入院中は勝さんと何度も見舞ったそうで、「亡くなった時は主人から電話がかかってきて『俺は行けないから行ってくれ』と。お顔を見ることはできませんでしたが、お別れをしました」としみじみ話した。
映画祭は没後50年の特別企画で、雷蔵さんのポスターを見つめ「私の中ではこのままなんです。本当に素晴らしい俳優さんです」としのんだ中村。そして、「もうすぐ私も、そちらに行きますから」と呼びかけていた。
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