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有村架純×坂口健太郎「そして、生きる」 ドラマを再編集した劇場版、9月公開決定

2019年9月1日 23:00

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東日本大震災をきっかけに出会た 男女をめぐる、壮大なラブストーリー
東日本大震災をきっかけに出会た 男女をめぐる、壮大なラブストーリー
(C)2019 WOWOW

[映画.com ニュース] 有村架純坂口健太郎が共演したWOWOWの連続ドラマ「そして、生きる」が再編集され、劇場版として9月27日に公開されることが決定した。NHK連続テレビ小説「ひよっこ」の岡田惠和がオリジナル脚本を手掛け、「君の膵臓をたべたい(2017)」の月川翔監督がメガホンをとった本作。東北地方の圧倒的な自然美とともに、東日本大震災をきっかけに出会い、過酷な運命を背負った男女をめぐる壮大なラブストーリーを紡ぐ。

8月4日からWOWOWプライムで放送が開始され、9月8日に最終回を迎える「連続ドラマW そして、生きる」。劇場版ではドラマの全6話を凝縮し、放送されなかった未公開シーンが盛りこまれる。3歳の時に交通事故で両親を亡くした生田瞳子(とうこ)は、岩手・盛岡の伯父に引き取られる。女優を夢見る瞳子は、19歳になり東京のオーディションに挑戦しようとするが、本番前日の2011年3月11日、東日本大震災が発生。その後、瞳子は宮城・気仙沼でのボランティア活動に参加し、東京の大学生・清水清隆と出会う。互いに惹かれ合う2人だったが、清隆もまた複雑な事情を抱えていた。

有村と坂口が運命に翻ろうされながらも、強く美しく生き抜く瞳子と清隆を体現。知英が瞳子の友人ハン・ユリ、岡山天音が瞳子に思いを寄せる高校の後輩・久保真二を演じる。そのほか気仙沼で理髪店を営む坂本役の萩原聖人、瞳子の育ての父親・和孝役の光石研、清隆の母親・美恵子役の南果歩という実力派俳優陣が顔をそろえた。

劇場公開が決定し、有村は「この素晴らしいチームだからこそ完成した作品が、また奇跡を生んでくれた、という気持ちです」と思いを明かす。坂口は「この作品がドラマを超え、映画としてたくさんの方々に見てもらえること、とても嬉しく思います。生きていくことの喜び、悲しみ、そして痛みを、清隆という人物を通して演じさせていただきました」と語った。

月川監督は「撮影している最中から『すごいものが撮れてるんじゃないか』という手応えがありました。俳優たちの僅かな表情の変化や呼吸の一つ一つ。そんな繊細な表現の数々を劇場空間で感じ取っていただきたいという思いが募り、『映画館で上映したい』という野望が芽生えていきました」と述懐。「公開規模は大きくありませんが、多くの方々に届くことを願っています」とメッセージを託した。

劇場版 そして、生きる」は、9月27日から東京のイオンシネマ板橋、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開。

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