仲代達矢「帰郷」仏カンヌの映像コンテンツ見本市「mipcom」でワールドプレミア上映!
2019年8月28日 05:00

[映画.com ニュース]日本を代表する俳優で86歳を迎えた仲代達矢の主演作「帰郷」が、フランス・カンヌで開催される世界最大級の国際映像コンテンツ見本市「mipcom」(10月14~17日:現地時間)でワールドプレミア上映されることがわかった。
藤沢周平氏による“股旅もの”の傑作短編を基に、国民的ドラマ「北の国から」などの杉田成道監督のメガホンで映像化。時代劇専門チャンネルがオリジナル時代劇第20弾として製作し、時代劇としては史上初となる8K映像で物語を紡ぐ。“自然と人々の共存”“人間の死生観”を浮かび上がらせ、国や文化を越えた普遍的なテーマを訴えかけている。
老いた渡世人・宇之吉(仲代)は、若かりしころ、わけあって故郷の木曾福島を出奔した。流浪の旅を続けるなか病に倒れ、ふと故郷へ思いをはせる。老い先を悟った宇之吉は、木曾福島へ向かい、寄る辺のない故郷に身をやつす。すべてを捨てたかのように思えた。しかし、やがて渡世人は守るべき存在を見出し、静かに熱く燃える炎をその胸に宿していく。
Reed MIDEM社が主催する「mipcom」は1985年にスタートし、毎年10月の4日間、カンヌ映画祭と同じ施設を利用して行われる。世界110カ国から参加者が集結し、近年では米ドラマ「X-ファイル」のリバイバルシリーズ、ベン・スティラーがメガホンをとったドラマ「Escape at Dannemora(原題)」などが初披露された。
今回のワールドプレミア上映(10月15日:現地時間)は、日本のみならずアジアの作品として初の快挙。そして“世界初上映”にあたり、宇之吉が30年の時を経て帰る故郷・木曾福島の地で出会う女性おくみ役の常盤貴子、渡世人・栄次役の佐藤二朗が、杉田監督とともにレッドカーペットに登場することが決定。仲代と丁々発止のやり取りを見せた常盤と佐藤が、世界のメディアを前に“8K時代劇”の見どころを語る予定だ。
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