ツキイチで、アイツは来る 二階堂ふみ×伊藤沙莉「生理ちゃん」映像初公開
2019年8月27日 06:00
[映画.com ニュース] 女優の二階堂ふみと伊藤沙莉が共演する映画「生理ちゃん」の予告編とビジュアルがお披露目された。ビジュアルには“生理”をポップに擬人化したキャラクター、“生理ちゃん”が「きちゃった」と呟く姿に、「ツキイチの衝撃!」というコピーがあしらわれている。
原作はWEBメディア「オモコロ」での連載開始直後から女性を中心に大きな反響を呼び、累計2000万PVを記録した小山健氏の人気コミック。2018年6月に書籍化され、第23回手塚治虫文化賞の短編賞に輝いた。品田俊介監督がメガホンをとり実写映画化する本作では、二階堂と伊藤が生理に悩む等身大の女性を体現するほか、岡田義徳、松風理咲、須藤蓮、藤原光博(「リットン調査団」)らが共演した。
物語の主人公は、女性ファッション誌の編集部でバリバリ働く青子(二階堂)。仕事中もデート中も構わずやって来る生理ちゃんは煩わしい存在だが、悩んだ時や迷った時は青子の1番そばにいてくれる。もう一人の主人公・りほ(伊藤)は、青子の働く編集部でアルバイトをしている女の子。夢を諦め、SNSで毒のある投稿を続けるりほにも、生理ちゃんは容赦なくやって来る。
3人組ガールズバンド「the peggies」の主題歌「する」が流れる予告編は、「ツキイチで、アイツは来る」という言葉で幕を開け、ホラー映画さながらに忍び寄る生理ちゃんのシュールなたたずまいを活写。青子のおなかにのしかかり、注射器を構えるなど攻撃的に振る舞う一方で、仕事や恋に悩む女性たちに優しく寄り添う優しい一面も映し出される。
さらに「本当に大変なのは、生理を理由にできないってことなんです」「1年に1回でいいから、男も生理になればいいのに」など女性が思わず共感してしまうようなセリフや、「そろそろ自分に呪いをかけるのやめなよ」という生理ちゃんの名言も。映像は、カップルがくつろぐ部屋に“性欲くん”が顔を出すというコミカルなシーンで締めくくられている。
「生理ちゃん」は、11月8日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開。