盲目の元警察官役で新境地を開いた吉岡里帆 高杉真宙が嫉妬した盲導犬との再会に大喜び
2019年8月22日 22:48

[映画.com ニュース] 視力を失った元警察官が、目撃した事件の謎を追うサスペンススリラー「見えない目撃者」の完成披露試写会が8月22日に東京・有楽町の丸の内TOEIで行われ、主演の吉岡里帆をはじめ、共演した高杉真宙、國村隼、大倉孝二、浅香航大、柳俊太郎、松大航也、田口トモロヲ、メガホンをとった森淳一監督が登壇した。
警察学校卒業式の夜、自らの過失で弟を事故死させ、自身も失明してしまったなつめ(吉岡)。警察官の道を諦め、3年間失意の中にいたなつめはある日、車の接触事故に遭遇する。事故現場で車中から聞こえた、助けを求める少女の声に誘拐事件の可能性を感じとったものの、警察は視覚以外の感覚から訴えた“目撃情報”を信用しなかった。それでも少女を救いたいと考えたなつめは、事故現場で車に接触した少年・春馬(高杉)を探し出す。
盲目の元警察官という難役に挑んだ吉岡は、「今回R15+指定ということで、監督がスリラー部分はギリギリのところを攻めているなという印象です。『こんな酷いことがあるのか』っていうくらいの(残酷な)描写で、絶望を目の当たりにして頂けるはずです」とアピール。クランクインの2カ月前から取材に取り組んでいたそうで、「視覚障がいを抱えている方のお話を聞いて、大変さや苦悩と同時に、しなやかな強さを感じました。取材によって、一見ハンディキャップを負った弱者のように見えるけれど、誰よりも本質を見ていて、強い信念と正義感をもって事件を解決する役を演じることができました」「犯人と対峙するシーンで弱々しく見えないように、背筋を鍛えました」と、新境地への強い覚悟をにじませた。
そんな吉岡とバディを組んだ高杉は、「間違いなく吉岡さんが1番大変な役なんですよ。それでも座長として、僕らに気を遣って頂いて……。だからこそ、集中力が途切れない現場になったんじゃないかなと思います」と印象を明かす。また、吉岡のもう1人のバディである盲導犬パルに触れ、「吉岡さんと僕とパルの3人で物語を進めていくんですけど。(資料には)バディが高杉真宙って書いてあったりパルって書いてあったり、いろいろだったので、僕がバディになれるように頑張りました(笑)」とさらりと嫉妬をのぞかせ、会場の笑いを誘っていた。
イベントの終盤では、パルがサプライズ登場。吉岡ははしゃぎ回っているパルを愛おしそうに撫でながら、「撮影の後は北海道に行ってしまったと聞いていたので、パルにまた会えると思わなくて……今すっごく嬉しいです!」と喜びを爆発させた。「見えない目撃者」は、9月20日から全国で公開。
(C)2019「見えない目撃者」フィルムパートナーズ (C)MoonWatcher and N.E.W.
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