草なぎ剛×市井昌秀監督「台風家族」9月6日に劇場公開決定! “再編集なし”で上映へ

2019年8月2日 17:33

9月6~26日の3週間限定上映
9月6~26日の3週間限定上映

[映画.com ニュース]出演者の新井浩文が2月に逮捕・起訴されたことを受け、公開延期となっていた「台風家族」が、9月6~26日の3週間限定で劇場公開されることが決定した。

箱入り息子の恋」で知られる市井昌秀監督が、12年間の構想を経て完成させたオリジナル脚本を映画化。2000万円を奪う銀行強盗事件を起こし、世間を騒がせた鈴木家の父と母。事件後に失踪し、10年を経過したことから、その4人の子どもたちが真夏のある日、財産分与のために仮想葬儀を営むというストーリーだ。

主演の草なぎ剛が長男・小鉄を演じるほか、長女の麗奈役はMEGUMI、三男・千尋役は中村倫也として出演。尾野真千子が「クソ野郎と美しき世界」に続いて草なぎと2度目の夫婦役、榊原るみ藤竜也が両親役、そのほか、若葉竜也甲田まひる長内映里香相島一之斉藤暁が参加している。新井は、鈴木家の次男・京介を演じていた。

配給元のキノフィルムズ代表取締役社長であり、本作のプロデューサーである武部由実子氏が、公開決定にあわせてコメントを発表した。「皆様におかれましてもご存じの通り、出演者の1人である新井浩文氏が今年の2月に逮捕・起訴されたことを受け、弊社は6月公開予定であった本作の上映延期を決めました。延期を発表するやいなや、業界関係者の方々、俳優を生業にされている方々、そして多くのお客様から、『いつか公開される日を待っています。必ず公開してください』という多数のお声を頂いて参りました。またその一方で『公開などすべきではない』という厳しいご意見も多数頂戴致しました」と振り返る。

「そんな中、市井監督がご夫婦で共著された原作小説となる『台風家族』が5月下旬に発売されたあたりから、より具体的な形で上映を望む声が弊社に集まって参りました」と語る武部氏。上映を希望するSNSへの投稿や賛同の拡散、イラストが添えられた手紙が、同社に連日届くようになったようだ。

「どれもこれも、本作の上映を切に願うものであり、その全てに目を通させて頂きました。本当に有難く、胸が熱くなりました。これだけ多くの方々が『台風家族』の上映を希望されており、励みになればと、様々な形で想いをしたためてくださっている。この現実に、製作者である自分が何もアクションを起こさなくていいものなのか。仮に本作品が今回の事件を想起させるものであれば検討の余地もありませんが、そうでないならば公開するという判断もあり得るのではないか。このように自問自答した結果の決断として、様々なご意見やご批判があるのは承知のうえ『事件と作品は別』という観点から公開に踏み切ることに決めました」

そして「本作のプロデューサーとして、スタッフとキャストが積み上げフィルムに焼き付けた“一瞬、一瞬という時間”を大切にしたい」「それは二度と取り戻せない時間でもある」という思いから、本編の再編集を行わずに上映することを明かした。「もちろん、我々のこの決断については様々なご意見もあるかとは存じますが、公開までの約1カ月における映画の告知に際しては、細心の注意を払って参ります。なお、今回の公開時期・期間につきましては、一部で報道されております新井氏の公判日程とは一切関係がなく決められたものであることを念のため付言させて頂きます」と語っている。

(映画.com速報)

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