斎藤工&菜々緒、高畑充希×山崎賢人「ヲタクに恋は難しい」参戦! 公開は20年2月に
2019年7月29日 18:00
[映画.com ニュース]高畑充希と山崎賢人が主演し、福田雄一監督がメガホンをとる「ヲタクに恋は難しい」が2020年2月7日に公開されることが決定し、斎藤工と菜々緒が出演していることが発表された。あわせて、高畑、山崎、斎藤、菜々緒が原作コミックの表紙ポーズを“完全再現”したビジュアルもお披露目された。
原作は、イラスト投稿サイト「pixiv」で2014年から連載された、ふじた氏の同名ウェブ漫画。隠れ腐女子・桃瀬成海とゲームヲタク・二藤宏嵩という不器用な男女のほほ笑ましいピュアラブストーリーが瞬く間に注目を集め、その後コミカライズされると「このマンガがすごい!2016」オンナ編では第1位を獲得した。18年4月にはアニメ化され、原作の累計発行部数は800万部を突破(電子書籍含む)している。
菜々緒が演じることになったのは、成海(高畑)と宏嵩(山崎)の会社の先輩であり、ある界隈で有名なコスプレイヤー・小柳花子役。「原作を好きな方が、誰が実写にふさわしいキャストかっていうのを想像してSNSで公開していて『花子は菜々緒さんが良いんじゃないか』というのを見たことがあったんです。だからもし実写があったらお話をいただけたら嬉しいなと思っていたんですけど、福田さんのチームでやらせていただくとなった時は本当に嬉しかったですね」と胸中を吐露。「銀魂」でも経験した福田組は「現場での福田さんのオーダーがめちゃくちゃで、でもそれが福田組ならではの空気感だなと思って楽しみました」と振り返っている。
一方、会社の先輩であり、花子の彼氏でもある樺倉太郎役の斎藤は、福田組初参戦となった。「お話をいただいた際に主役のお二方の名前を伺っていて、樺倉が僕でバランスは大丈夫かなと正直思いました。樺倉の色を自分の中に見出してくださったことが嬉しかったです」と打ち明けつつ「福田さんの作品はまずビジョンが明確にあって、それと同時にそこにいる役者やシチュエーションといったものと、そこで初めて生まれる化学反応を切り取る天才だという事を感じました」と語っている。
原作にはない“歌って踊るシーン”が盛り込まれている映画版。高畑と山崎賢人は「キャラクターがいつもちょっと異次元のことを妄想していたり、現実じゃないことを考えたりしているので、急に歌ったり踊ったりすることへの垣根が少し低い気がして、その世界の行き来も、とても楽しかったです」(高畑)、「ダンスに歌に、福田組で新しい扉を開かせていただいて、新しいジャンルに挑戦するということは本当に刺激的で楽しいことだと改めて実感しました。ダンスと歌はほぼ初めてに近くて、最初に自分の練習の動画を見た福田さんから、『ダンサーとしての血が流れてない』と言われました(笑)」(山崎)と話している。
撮影の様子を見学した原作者・ふじた氏は「画面に映るすべてのもの、人、光、音が管理され調整され、たくさんの方がいいものを作るために力を注いでくださっているのを目にして感動を覚えました」と述懐。公開されたビジュアルについては「二次元のものを三次元に落とし込むというのが難しいといわれるなか、これはかなり原作に寄せようと頑張ってくださったと言えるのではないでしょうか! 表情やポージング、髪や服の色味も原作やファンの皆様へのリスペクトを私は感じました」とコメントを寄せている。
「ヲタクに恋は難しい」は、20年2月7日に全国公開。
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