ポイント&マイルを活用して映画鑑賞! 新サービス「ムビチケ当日券」「映画GIFT」誕生
2019年7月5日 18:00
[映画.com ニュース]「夫婦50割引」「盗撮防止キャンペーン」などを行ってきた「映画館に行こう!」実行委員会と、デジタル映画鑑賞券「ムビチケ」を発行する株式会社ムービーウォ―カーによる新施策会見が7月5日、東京・丸の内の東京會舘で行われ、新サービス「ムビチケ当日券」「映画GIFT」が発表された。会見には、楽天の代表取締役会長兼社長・三木谷浩史氏、「映画館に行こう!」実行委員会の委員長を務める松岡宏泰氏(東宝株式会社常務取締役)、ムービーウォーカーの代表取締役社長・五十嵐淳之氏が出席した。
「ムビチケ当日券」は、各作品の全国公開日午前0時よりインターネットで購入できるデジタル映画鑑賞券(従来の「ムビチケ」は、公開日前日の23時59分までが購入条件)。利用者は、購入時に表示される番号を使用し、全国の映画館ウェブサイトより座席を指定する。決済方法は「楽天ペイ」「d払い」となり、価格は当日一般が1900円(鑑賞料金1500円+システム利用料400円)、当日小人が1100円(鑑賞料金900円+システム利用料400円)。販売場所は、ムビチケのウェブサイト(https://mvtk.jp/)。
「映画GIFT」は、「ムビチケ当日券」を購入できるプリペイドコードで、各種ポイント&マイルからの交換、楽天ペイでの決済ができるサービスだ。「ムビチケ当日券」を購入する際に発生したポイント不足分をその他の決済方法で充当できるだけでなく、失効前のポイントを各ウェブサイトで「映画GIFT」に交換し、将来の映画鑑賞券購入のために貯めておくことも可能となっている(有効期限は最長6カ月)。楽天株式会社(楽天ペイ)、全日本空輸株式会社(ANAマイレージ)、株式会社Tポイント・ジャパン(T-ポイント)が、異業種のポイントやマイルサービスを使って映画の鑑賞券が購入できるという新施策のパートナーとなった。
「今回のサービス導入によって動員の変化があるはず。理想としているイメージは?」と問われた五十嵐氏は、「ポイントを活用することで、お客様の選択肢を増やすというのが、当面の目標。最終的には(『映画館に行こう!』実行委員会の悲願でもある)“劇場鑑賞者年間2億人”に近づけるようにしたい」と回答。さらに「ポイント会社とのアライアンスは、各社さまざまな条件。一概に1ポイント=1円というわけでない。ANAマイレージに関しては、1万マイル=1万円。今後、各ポイント&マイルの発行会社との取り組みによっては、色々なパターンが出てくる予定です」と語っていた。
松岡氏は「ムビチケ当日券」「映画GIFT」は「映画業界をさらに活性化させる大きな施策になると考えています。これまでよりも少し気軽に映画館に足を運んでいただき、“映画館で鑑賞する映画の魅力”に触れていただくチャンスだと思っています」と説明。「画期的な新しいサービスだと思います。楽天グループは1億人の会員を抱え、ポイント経済圏の中心で様々なお客様のデータを持っています。そのデータを使いながら、映画業界全体を盛り上げられるように頑張っていきたい」と思いの丈を述べた三木谷氏は、「楽天ペイで『ムビチケ当日券』を購入して頂いた方に、楽天ポイント15%をバックするキャンペーンを実施する予定です」と明かしていた。
「ムビチケ当日券」「映画GIFT」は、7月9日の正午よりスタート(ANAマイレージ、T-ポイントは8月から開始)。
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