「ディリリとパリの時間旅行」ミッシェル・オスロ監督が来日、新津ちせ&斎藤工にアフレコ指導
2019年6月20日 18:00
[映画.com ニュース] フランスアニメーション界の巨匠ミッシェル・オスロ監督の最新作「ディリリとパリの時間旅行」の公開アフレコが6月20日、都内のスタジオで行われ、日本語吹き替え版声優を務める人気子役の新津ちせちゃんと俳優の斎藤工が出席。来日中のオスロ監督が立ち合い、ふたりに指示を演出した。
「キリクと魔女」「アズールとアスマール」などで知られるオスロ監督が、19世紀末から20世紀初頭の美しいパリを舞台に描いた長編アニメーション。ニューカレドニアからやって来たディリリは、パリで出会った最初の友人オレルとともに、少女たちの誘拐事件解決に挑む。夕暮れのヴァンドーム広場、着飾った人々が集うオペラ座、チェイルリー公園や凱旋門といった劇中の背景は、オスロ監督自身が4年間撮りためた写真を元に作成。第44回セザール賞で最優秀アニメ作品賞を受賞した。
もともとオスロ作品の大ファンだという斎藤は「想像通り、奥行きがある優しい人柄で、合点がいきました」と納得の表情。舞台となるパリに住んでいたこともあり、「華やかな部分だけではなく、“裏側”の描き方も見事」と徹底したリサーチに基づく、物語の世界観に魅了されていた。ちせちゃんも「すっごく絵(映像)がきれいで、すごいなと思いました。それに監督はとても優しい」と話していた。
一方、オスロ監督は「とても幸せ」と吹き替え版声優との対面に大喜び。オレルを演じる斎藤の声を「まるで誘惑者」と絶賛し、「わたしにとってオレルは17歳の青年。今後のアフレコではぜひ、若々しさも表現してほしい」とアドバイス。実際、アフレコ中にはより自然な日本語表現になるよう、オスロ監督の指示のもと、臨機応変にセリフの変更も行われた。また、ディリリ役のちせちゃんには「わたしが思い描くディリリそのもの。きみなら絶対演じきれる」と太鼓判。ちせちゃんは“ディリリ”という名前が言いにくいのか、アフレコ中、何度も練習を重ねていた。
「ディリリとパリの時間旅行」は、8月24日から東京・YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開。
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