空想の建造物を実際に作ったらどうなる? 高杉真宙主演「前田建設ファンタジー営業部」20年公開
2019年6月20日 18:00

[映画.com ニュース] 俳優の高杉真宙が、2003年からウェブで連載されているコンテンツを実写映画化した「前田建設ファンタジー営業部」に主演することが決定。「3D彼女 リアルガール」「映画 賭ケグルイ」の英勉監督がメガホン、「ヨーロッパ企画」代表の上田誠が脚本を担当し、ファンタジーの世界を現実に再現しようとするサラリーマンたちの青春グラフィティを紡ぐ。
「前田建設ファンタジー営業部」は、実在の企業「前田建設工業株式会社」が、アニメやゲームの世界に存在する空想上の構造物や建造物を“本当に受注し、技術の粋を集約して実現するとどうなるか?”という疑問を晴らすべく、工期・工費を含め正確に検証していするウェブコンテンツ。前田建設の試みは、まず「マジンガーZ」の地下格納庫兼プール建設の検証からスタート。その後もシリーズ化され「『銀河鉄道999』高架橋編」「『機動戦士ガンダム』地球連邦軍ジャブローを創ろう編」などが発表された。
映画版の舞台は、2003年、バブル崩壊後の建設業界。ある日「マジンガーZ」が格納されている光子力研究所の所長・弓教授から「地下格納庫兼プールを、現状の技術および材料で建設するとしたらどうなるのか?」と発注を受けた――「その体裁で検証するウェブ連載を始めよう」と広報グループ長が提案した。同グループの若手社員・土井航(高杉)は、いやいやながらプロジェクトに携わっていくうちに、社内外の技術者たちの熱意と、架空のものに対してどこまでも真剣に向き合う姿を目の当たりに。“意味のないこと”だと思っていた業務に本気で取り組んでいく。

若手サラリーマン土井を演じる高杉は「マジンガーZ、ではないその格納庫を作る為に皆が奮闘する話。そんな、なかなかないお話がまずは単純に面白い! と思いました」と述懐。「周りの皆さんはかなり濃いのでそこに巻き込まれながら自分は自分のキャラクターをブレさせないようにと演じていきましたが、特にファンタジー営業部のメンバーの皆さんは強烈で毎日の撮影が戦いだった気がします(笑)。すごくちぐはぐで撮影している時は映画っぽくないなぁ、どんな作品になるのか今までで一番予想つかないなぁと思っていたんですけど確実に素敵な作品になっていると思います」とアピールしている。
英監督は「これは夢のお話だと思っています。大人の夢、子どもの夢、仕事への夢、マジンガーZへの夢。見て頂く皆さんにも、いろんな夢がご自分の近くにもあるんだと思ってもらえれば幸いです。色々タダでは済まさない仕掛けを用意してます」と自信をにじませる。03年に舞台版も手がけていた上田は「(原作は)お堅いゼネコンなイメージの前田建設さんで、その持ち前の誠実さと技術の確かさと意欲とで、そこのところが執拗(しつよう)に丹念に描かれています。なのでこの映画でもそれをしたつもりです。ファンタジー営業部の『本当』がそこにあると思ったから。本当がひとつあれば強くて、あとはのびやかに書きました。知略あり甘酸っぱさあり妄想ありダムへの詩情ありの、青春を過ぎた青春映画です」とコメントを寄せている。
「前田建設ファンタジー営業部」は、20年全国公開。
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