T・エガートン主演×L・ディカプリオ製作 ロビン・フッドの前日譚、10月公開&映像初披露
2019年6月17日 08:00
[映画.com ニュース]若手俳優のタロン・エガートンが主演し、レオナルド・ディカプリオが製作に名を連ねた映画「ロビン・フッド(原題)」が、「フッド:ザ・ビギニング」の邦題で10月に公開されることがわかった。あわせてお披露目された日本版特報では、弓矢の名手として知られるロビン・フッドを演じたエガートンが繰り広げる、アクロバティックな弓矢アクションが映し出されている。
過去にケビン・コスナーやラッセル・クロウらハリウッドを代表する名優たちが演じてきた伝説の英雄ロビン・フッド。「キングスマン」シリーズでブレイクしたエガートンが主演を務め、ジェイミー・フォックス(「ベイビー・ドライバー」)が共演する本作では、ロビン・フッドがいかにして生まれたのか、という前日譚を紡ぐ。表の顔は領主、裏の顔はフードをかぶった盗賊という2つの側面を持つヒーローが、敵も味方も鮮やかに欺きながら、領民を苦しめる存在と戦う姿をスタイリッシュに描き出す。
何の苦労も知らず穏やかに暮らしていた領主のロビン・ロクスリー(エガートン)は、十字軍に召集され戦地へ赴くことに。激戦を生きぬき4年後に帰国すると、いつの間にか戦死届が出され、領地も財産も没収されていた。領民も恋人も失ったロビンは、海を渡り潜入してきた敵の狙撃手ジョン(フォックス)に導かれ、見事領主に返り咲く。やがてロビンは、国を思うままに動かそうとする教会内部に入り込み秘密を探る一方で、頭巾で顔を隠した姿で、教会が搾取した金を領民に還元。教会は“フッド”と呼ばれ人々の心を掴む頭巾の男を脅威に感じ、先鋭部隊を送りこむ。
特報は、もともと敵対関係だったが、教会の秘密に迫るためバディを組んだロビン&ジョンがニヤリと笑う場面からスタート。表向きは領主として生きるロビンが、自身のもう1つの顔である盗賊フッドに賞金をかけることを提案し、「ヤツは“頭巾”でブス隠し」とこき下ろすなど、敵も味方も大胆にだましていく痛快なやりとりが切り取られる。
さらに、「キングスマン」シリーズでも軽々とした身のこなしで様々なアクションを披露してきたエガートンが見せる、弓矢を使った超絶技巧の数々にも注目。建物から飛び降り、宙を舞いながら矢を射る姿や、的を見ることなく背中越しに的中させる様子を活写。弓を引く時間を感じさせないほどのスピード感で、スタイリッシュなアクションシーンを作り上げている。
「フッド:ザ・ビギニング」は、10月から全国で公開。
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2012年に逝去した若松孝二監督が代表を務めていた若松プロダクションが、若松監督の死から6年ぶりに再始動して製作した一作。1969年を時代背景に、何者かになることを夢みて若松プロダクションの門を叩いた少女・吉積めぐみの目を通し、若松孝二ら映画人たちが駆け抜けた時代や彼らの生き様を描いた。門脇むぎが主人公となる助監督の吉積めぐみを演じ、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」など若松監督作に出演してきた井浦新が、若き日の若松孝二役を務めた。そのほか、山本浩司が演じる足立正生、岡部尚が演じる沖島勲など、若松プロのメンバーである実在の映画人たちが多数登場する。監督は若松プロ出身で、「孤狼の血」「サニー 32」など話題作を送り出している白石和彌。
若松孝二監督が代表を務めた若松プロダクションの黎明期を描いた映画「止められるか、俺たちを」の続編で、若松監督が名古屋に作ったミニシアター「シネマスコーレ」を舞台に描いた青春群像劇。 熱くなることがカッコ悪いと思われるようになった1980年代。ビデオの普及によって人々の映画館離れが進む中、若松孝二はそんな時代に逆行するように名古屋にミニシアター「シネマスコーレ」を立ち上げる。支配人に抜てきされたのは、結婚を機に東京の文芸坐を辞めて地元名古屋でビデオカメラのセールスマンをしていた木全純治で、木全は若松に振り回されながらも持ち前の明るさで経済的危機を乗り越えていく。そんなシネマスコーレには、金本法子、井上淳一ら映画に人生をジャックされた若者たちが吸い寄せられてくる。 前作に続いて井浦新が若松孝二を演じ、木全役を東出昌大、金本役を芋生悠、井上役を杉田雷麟が務める。前作で脚本を担当した井上淳一が監督・脚本を手がけ、自身の経験をもとに撮りあげた。
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