つば九郎、まさかの俳優デビュー 前代未聞のドラマ主演も“お蔵入り”に戦々恐々
2019年4月22日 15:33
[映画.com ニュース]プロ野球「東京ヤクルトスワローズ」のマスコットキャラクター・つば九郎が、俳優デビューを飾ることがわかった。東映とTBSグロウディアがタッグを組んだWEBコンテンツ「つばめ刑事」でドラマ初主演。つば九郎は4月22日、東京・神宮球場で実施された記者会見に出席し、ひらがな筆談で質疑に応じた。
同作はヤクルトスワローズ設立50周年、つば九郎デビュー25周年を記念して制作。自由奔放かつ腹黒い行動から、ネット上では「畜生ペンギン」などの愛称で親しまれているつば九郎だが、劇中では度重なる“やりたい放題”が球団に問題視され、マスコットをクビに。神宮球場内に存在するとされる警察署「鳥小屋署」に加わり、刑事として球場の平和を守るため活躍する。
次世代の刑事ドラマスターを探していた東映が、「あぶない刑事」好きのつば九郎に目をつけオファー。筆談マスコットがドラマ主演するという前例のない試みに、「ことしのぶるーりぼんしょうはいただきました」と拳を突き上げる。しかし、「じつは2ねんまえにこのはなしがあったんですが、とうじのスワローズが96はいしたので、かいしゃのえらいひとから『ふざけるな』とちゅうしになって、きょねん、ちーむが2い。もういちどきかくしょをだしました」と切ない経緯を報告した。
ドラマの内容は「あぶないでか、せいぶけいさつ、たいようにほえろを、たして3でわったかんじ」。演技も筆談でこなしているが、「芝居で難しかったことは」と問われると「きょうえんしゃさんをほんきですきにならないようにきをつけた。FRIDAYがこわい」と、なぜか得意げだった。
また「盟友のドアラ(中日ドラゴンズのマスコット)には何か伝えたか」という質問には、「びじねすぱーとなーですから、おいおいおしらせします」とドライな回答。目標とする俳優は、ジャッキー・チェンと勝新太郎だそうだ。ヤクルトスワローズで今作を見てもらいたい選手は「ばれんてぃん」と答え、球団広報から「(日本語)わかるかな~」とため息が漏れた。
フォトセッションでは、サングラスをかけ、肩で風を切って登場したつば九郎。無数のフラッシュを浴びたのち、「このどらまがおくらいりにならないよう、しらないじょせいをなぐったり、へんなくすりをつかったり、しせいかつにはきをつけます。そんがいばいしょう、はらえませんので」とギリギリアウトの発言を残し、会見場を去っていった。
「つばめ刑事」は、6月からひかりTVで先行配信。全12話(各話12分)。
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