“キラキラ映画”の撮影現場が悪霊のせいで地獄絵図に… 三浦貴大×成海璃子主演作、公開決定
2019年4月8日 09:00

[映画.com ニュース] 第2回TSUTAYA CREATORS'PROGRAMの準グランプリに輝いたヤング・ポール監督作「ゴーストマスター」が、今冬に東京・新宿シネマカリテほかで公開されることが決定した。三浦貴大と成海璃子がダブル主演し、ある青春恋愛映画の撮影現場が、悪霊によって阿鼻叫喚の地獄絵図と化すさまを、笑いと戦慄を交えて描き出す。
「流行っているから低予算で作れば儲かる」という安易な発想と低い志で製作されることになった、ある“壁ドン”映画の撮影現場。ところが主演俳優が壁ドンを悩みはじめ、撮影がストップしてしまう。殴る蹴るのパワハラも日常茶飯事、24時間稼働当たり前の過酷な現場で、事態の収拾を押しつけられたのは、名前だけは巨匠の気弱な助監督・黒沢明。いつか監督になる夢も無残に打ち砕かれた黒沢の鬱屈とした不満は、やがて悪霊を呼び寄せ、デビューのため温めていた渾身の脚本「ゴーストマスター」に憑依してしまう。撮影所を阿鼻叫喚の地獄へと変えていく悪霊たちを、黒沢とクルーは止めることができるのか……。

尋常でない映画愛をほとばしらせながらも、監督やプロデューサーによる怒号や罵声の渦のなか東奔西走する黒沢役には、役者としてのさらなるキャリアにまい進している三浦。「黒沢というキャラクターは、熱い思いと才能・技量のなさのギャップに苦しんでいます。そこが自分の10代から20代前半のころとなにかリンクする部分もあり、感情移入しやすかった気がします」としたうえで、「『ゴーストマスター』はホラー映画なのか、はたまた青春映画なのか。スタッフ・キャスト全員で作り上げた、熱い苦しいストーリーです。ぜひとも劇場で皆様の目でご覧いただきたいと思います」と思いをこめた。
さらに黒沢があこがれる女優・渡良瀬真奈役を、子役時代から抜きん出た存在感を発揮してきた成海が担う。「猛暑の中、山奥にある廃校での撮影はとにかく過酷でした。現場は特殊メイク祭り、個性的なキャラクターばかりで、笑いの絶えない現場でした」と充実の様子で振り返り、「なにがなんだか分からないけど、映画愛に溢れた熱い作品です!」と猛プッシュしている。
鬼才トビー・フーパーら古今東西のホラー映画への愛にあふれ、どのジャンルにも当てはまらない怒涛の物語を紡いだポール監督。今作は長編デビュー作ながら、世界三大ファンタスティック映画祭のひとつである「ブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭」への出品も決まっている。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

メガロポリス
【映画の“神”が186億円の自腹で製作した狂気の一作】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

罪人たち
【なんだなんだ、一体なんだこの映画!?】世界騒然、異常な大絶賛! 悪魔的超ヒット作がついに公開
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“胸アツ”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

観客から絶賛続々
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス