「MIX」梶裕貴&内田雄馬、早くも相思相愛 アフレコ現場は内田姉弟が仲良しすぎる?
2019年4月8日 16:00
[映画.com ニュース] あだち充氏の青春野球漫画をテレビアニメ化する「MIX」の放送が始まった。親の再婚によって“年齢も誕生日も同じ双子?”となった立花投馬と走一郎を演じるのは、梶裕貴(弟・投馬役)と内田雄馬(兄・走一郎役)。これまで「共演はあれど、がっつり絡むような役はなかった」という2人が語る、互いの印象、あだち充作品への思いとは。また、早くも話題を呼んでいる「内田真礼・雄馬の姉弟共演」の話題も飛び出した。梶が目撃した、アフレコ現場での内田姉弟の“仲良しすぎる姿”とは?(取材・文/編集部)
累計発行部数750万部を超える同名原作は、あだち氏の代表作「タッチ」の約30年後の明青学園を舞台に、“運命の兄弟”が甲子園を目指す物語。明青学園中等部の野球部に所属する立花兄弟は、走一郎が捕手・打者として活躍し、投馬は“ある理由”から三塁手を務めているが、人並み外れた投手の才能を隠し持っていた。走一郎の実妹で、投馬とは血のつながらない義理の妹・音美(CV:内田真礼)も中学に入学し、次第に2人の周囲はにぎやかになっていく。
梶 今までは、共演はあれど、芝居でがっつり絡む機会はありませんでした。でも、ここ最近「MIX」をはじめ、いろいろな作品で深い関係性の役柄で共演しているので、少しずつ(内田のことを)知っていっているような感じです。彼の人柄も漠然とは知っていましたが、改めて「そんなにも相手を受け入れられるんだな」とか「相手を立てられる人なんだな」と感じているところです。見習わなくてはなと思いました。本当に「良いやつだなあ」って。
内田 ちょっと照れますね(笑)。梶さんこそ周りをよく見ていらして、僕ら後輩にも声をかけてくださいます。そういった多方向への心配りがすごく素敵だなと。それから、これは僕が言うと「お前はなんなんだ!?」という感じですが……お芝居がすごいです! ものすごいです! 芝居が本当に「素敵too素敵」です。
梶 「too」って何?(笑)。
内田 tooは「より」です。
梶 そんな使い方初めて聞いた(笑)。
内田 僕の(作った)言葉です(笑)。今回ご一緒させていただいて、本当に素敵だなと。憧れではあるけれど、憧れているだけではなくて、並んで言葉を交わし続けられる人になりたいなと思っています。
梶 なんか、すみません。ありがとうございます。
内田 姉さんも僕も「現場に出たらひとりの役者」という思いなので、そこに対して思うことはありません。ただ逆に、姉弟だからこそ出せる雰囲気というか、本当の姉弟じゃないと出ない“本当の日常感”があると思うんです。よりリアルな感覚というか、リアルへのひと味というか。それが出せたらいいなと思い、演じています。
梶 演じるうえでは特に気になることはありませんが……(アフレコ時の)2人の席が(雄馬・真礼と)並びなので、姉弟でしゃべっていることがけっこうあります(笑)。横で「それにしても仲良いな」「……これ、どんな状況なんだろう」「何を見せられているんだろう(笑)」と思ったりはしますね(笑)。他にも人がいっぱいいるなか、よく姉弟2人でしゃべっているので、「家でやればいいのに」みたいな(笑)。
内田 隣ですみません(笑)。
梶 いや、いいの!(笑)。「仲良いなあ」って思ってます。
内田 つい(姉と)喋ってしまいます……。
梶 いいことだよね。歳が近い姉弟で、仲が良いっていうのは素敵だよね。
梶 子どもの頃「タッチ」の再放送を見ていたので、あだち充先生の作品、しかも「タッチ」と同じ明青学園が舞台の作品に出演させていただけると聞いたときは、とてもうれしかったです。光栄に思いました。「MIX」はもちろん、改めて「タッチ」も読み返してみて、本当に名作だなと。あだち充先生独特の間やテンポの魅力に改めて気付かされました。
内田 僕も小学生くらいの頃に「タッチ」を見ていたので、「まさか今このタイミングで、あだち先生の作品に関わらせていただけるとは!」「すごく光栄だな」と思いました。あだち先生の作品、「MIX」のなかには、土の匂いや、生活の匂いを感じるような、独特の空気感が存在していると思いました。
梶 南ちゃんは完璧なヒロインだと思います。もしかすると「男から見ると完璧」ということかもしれませんが、「こうであってほしいな」という要素が全部詰め込まれている女の子ですね。
内田 そうですね。明るさもくれるし、幼なじみだし……夢があふれている。いつも近くにいてくれて、心安らぐ存在。ああいう女の子がいたら、頑張れますよね。女性としてだけではなく、人としての魅力があるような気がします。
梶 南ちゃんは完璧すぎて「手の届かない、想像上の生き物」みたいなところがありますが、音美は現実味がありますよね(笑)。(投馬と走一郎と)同じ家に住んでいる、というのもあるかもしれませんが。南ちゃんほど、女の子女の子していないですし。
内田 音美も野球が好きだと思うので、同じ志を持つ仲間っぽいというか。野球人としての立花兄弟をちゃんと見てくれているので頼りになる。心強いですし、安心感があります。
梶 投馬と走一郎は、同年代の子たちでは歯が立たないくらいの才能があり、そのうえ努力もしている2人です。本当は熱いものや向上心を秘めていますが、それをストレートに出す人たちではありません。なので「どこか俯瞰で物事を見ている」「ひょうひょうとしている」といった点を意識して演じていますね。
内田 走一郎の方が(感情表現が)ダイレクトです。(投馬と走一郎の)2人を見ると、より感情を出しているのは走一郎。一見冷静そうですが、けっこうガッツリ出しています。そういった2人のバランスがすごく良いですし、面白いところだなと思います。
梶 タイトルが「MIX」であるように、本作は家族関係や兄弟関係が複雑です。ドラマとしてはあまり描かれていない部分ではありますが、もちろん投馬たち自身にも、過去に壁にぶつかったり(家族やきょうだいについて)考える瞬間もあったと思います。でも中学生となった今の彼らは、それをあまり重くとらえている感じもなく……むしろ投馬からすれば、本当の兄弟ではないからこそ、逆に良い友達のような、絶妙な距離感でいられるところもあるのかなと。「友だち以上兄弟未満」というか。だからこそ、バッテリーとしての息も合うのかなと感じています。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
時代は変わった。映画は“タテ”で観る時代。 NEW
年に数100本映画を鑑賞する人が、半信半疑で“縦”で映画を観てみた結果…【意外な傑作、続々】
提供:TikTok Japan
年末年始は“地球滅亡” NEW
【完全無料で大満足の映画体験】ここは、映画を愛する者たちの“安住の地”――
提供:BS12
【推しの子】 The Final Act NEW
【忖度なし本音レビュー】原作ガチファン&原作未見が観たら…想像以上の“観るべき良作”だった――!
提供:東映
物語が超・面白い!
大物マフィアが地方都市でやりたい放題…オススメ“大絶品&新傑作”【トラブルの解決策は、金と暴力】
提供:Paramount+
外道の歌
【地上波では絶対NGの“猛毒作”】強姦、児童虐待殺人、一家洗脳殺人…安心・安全に飽きたらここに来い
提供:DMM TV
全「ロード・オブ・ザ・リング」ファン必見の伝説的一作
【超重要作】あれもこれも出てくる! 大歓喜、大興奮、大満足、感動すら覚える極上体験!
提供:ワーナー・ブラザース映画
ライオン・キング ムファサ
【全世界史上最高ヒット“エンタメの王”】この“超実写”は何がすごい? 魂揺さぶる究極映画体験!
提供:ディズニー
映画を500円で観る“裏ワザ”
【知らないと損】「2000円は高い」というあなたに…“エグい安くなる神割り引き”、教えます
提供:KDDI
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。