ジャンプとマガジンが初の協業、164作品読み放題サイト「少年ジャンマガ学園」開設

2019年4月8日 16:00


二大少年誌が出版社の枠を越えた初の協業
二大少年誌が出版社の枠を越えた初の協業

[映画.com ニュース] 「週刊少年ジャンプ」(集英社)と「週刊少年マガジン」(講談社)の共同プロジェクト「少年ジャンマガ学園」が4月8日、両誌から発表された。二大少年誌が出版社の枠を越えた初の協業となり、大きな話題を呼びそうだ。

「ワンピース」や「僕のヒーローアカデミア」と、「進撃の巨人」や「七つの大罪」などの人気マンガが“共闘”し、新たなマンガファン開拓を目指すビッグプロジェクトが始動した。「少年ジャンマガ学園」は、マンガの学校をコンセプトにこの日から期間限定サイトを開設。22歳以下を対象に、両誌と「少年ジャンプ+」「別冊少年マガジン」「マガジンポケット」の5媒体で連載されている164タイトルが無料で読むことができる。参加した作家は210人に上る。

作品によって読める話数は違うが、第1話はすべてアップロード。多い作品では100話を読めるものもあるという。6月10日までで、期間中は読書感想文やイラストのコンテスト、友人らにURLを送信してつなぐ「マンガリレー」など参加型のコンテンツも準備。ユーザーの参加数や獲得ポイントなどに応じて、読める話数が増えたり、プレゼントなどの特典を用意している。

ジャンプの中野博之編集長は、「若い世代にもっとマンガを読んでもらいたい、興味のない人にもふれてほしいという思いで実現した。マンガ界の歴史の1ページに刻まれるプロジェクトになる」と自信たっぷり。マガジンの栗田宏俊編集長も、「会社に入った時から打倒ジャンプで仕事をしてきて、半信半疑な部分もあったが、楽しみでワクワクしている」と期待を寄せた。

発表には「考え方、話す言葉の9割9分はジャンプとマガジンからの引用」とマンガ好きを自負するケンドーコバヤシも出席。「これはもう夢のようなプロジェクトですよ。少年たちはめちゃくちゃ盛り上がるはず。できれば特別企画として、マーベル対DCのように両誌が戦う作品があってもいいと思う」と興奮気味に話した。

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