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Google、VR映画製作部門を閉鎖へ

2019年3月17日 11:00

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Spotlight Storiesを閉鎖
Spotlight Storiesを閉鎖
写真:ロイター/アフロ

[映画.com ニュース] GoogleがVR映画製作部門であるSpotlight Storiesを閉鎖することが明らかになった。米バラエティが報じている。

Spotlight Storiesは、モバイルデバイス向けのストーリーテリングを追求するため、当初は米モトローラ社内に設立されたグループ。その後、GoogleのAdvanced Technologies and Products(ATAP)グループに吸収され、「ワイルド・スピード」シリーズのジャスティン・リン監督や「レミーのおいしいレストラン」のヤン・ピンカヴァ監督、ディズニーの伝説的アニメーターのグレン・キーン、「ウォレスとグルミット」などで知られるアードマン・アニメーションと共同で、360度VRの短編映画を生み出してきた。

なかでも、アカデミー賞短編映画賞受賞作「愛犬とごちそう」のパトリック・オズボーン監督による「パール(原題)」は、アカデミー賞ノミネートのほか、クリエイティブ・エミー賞を受賞している。

Googleはマネタイズを条件にせず、潤沢な製作資金を投じてきたようだが、VRゴーグル「Daydream」が期待通りのセールスをあげていないなか、同グループの閉鎖を決定した模様。同社はコメントをしていないが、関係者によれば同グループに所属していた社員は別の部署に移動するチャンスが提供されているという。

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