小説「うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。」TVアニメ化
2019年3月15日 23:55

[映画.com ニュース] 小説投稿サイト「小説家になろう」から生まれたファンタジー小説「うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。」(ホビージャパン刊)が、書籍版を刊行している小説レーベル「HJノベルス」を有するホビージャパンの50周年記念作品としてテレビアニメ化されることが決まった。
同作は、若くして凄腕冒険者として知られるデイルが、罪人の烙印を押された幼い魔人族の少女ラティナを拾い、保護者としてともに暮らしていくなかで、「ラティナがかわいすぎて、仕事に行きたくない」と言い出すまでの親バカになってしまう姿を描く。原作小説は2014年に「小説家になろう」で連載を開始し、翌15年に書籍化。Web漫画サイト「Comic Walker」で連載中のコミカライズも合わせた累計発行部数は50万部を超えている。
ラティナ役には「百錬の覇王と聖約の戦乙女」の高尾奏音、デイル役には「とある魔術の禁書目録」の岡本信彦が選ばれた。高尾は「ラティナは幼いながらもしっかり者で、賢くて本当にいい子です。でも弱い部分もあって、守ってあげたくなっちゃうようなピュアでかわいらしい女の子です。私は特に食べている姿がすごくかわいいなぁと思っています」とキャラクターを紹介。岡本は「タイトルだけみてハーレムものだと勘違いしました。そして主人公のとらえ方も当初と変わりました。みんなを際立たせられればと臨んでいたのですが、娘を溺愛するクレイジーな男ができあがりました」とイメージの変遷を明かした。また、冒険者が集う“踊る虎猫亭”のお手伝いをするラティナを描いたキービジュアルも公開されている。
アニメ化決定について、原作者のCHIROLU氏は「過去の自分にこんな事態が起こりうるのだよと告げることができても、うさん臭い物を見る目で見られるだけだろうと思う今日この頃です。すべては、ありがたい御縁と読者をはじめとした、みなさまのおかげと存じます。心より深く御礼申し上げます。そして、『うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。』という、関係各所のみなさまの頭を抱えさせた、やたら長いタイトルを、勢いとノリで付けてしまったことについては、深く反省したい所存であります」とコメント。原作イラストを担当する景・トリュフ氏からは、記念イラストが寄せられている。
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