「バンブルビー」ヘイリー・スタインフェルド来日! 土屋太鳳の愛にあふれた英語スピーチに感激
2019年3月12日 23:00
[映画.com ニュース] 大ヒットシリーズ「トランスフォーマー」の人気キャラクターを主人公にした映画「バンブルビー」のジャパンプレミアが3月12日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、来日した主演のヘイリー・スタインフェルド、本作で実写映画監督デビューを果たしたトラビス・ナイト、シリーズ全作品のプロデュースを手掛けたロレンツォ・ディ・ボナベンチュラ、日本語吹き替え版声優を務めた土屋太鳳と志尊淳が参加した。バンブルビー・カラーを彷ふつとさせるイエローカーペットに集まった登壇陣。スタインフェルドは鮮やかな黄色のワンピースと黒いハイヒールでクールに登場し、対する土屋はあでやかな着物姿で迎え、どちらもバンブルビーを意識したスタイルで初対面を果たした。
シリーズ第1弾「トランスフォーマー」でバンブルビーとサム(シャイア・ラブーフ)が出会う以前の1980年代を舞台に、今まで語られることのなかったエピソードや、バンブルビーが声を失った秘密が描かれる。孤独な少女チャーリー(スタインフェルド)が“地球外生命体”バンブルビーに出会い、やがて想像を超えた冒険が始まる。
スタインフェルドは「私にとっても意義深い大切な作品とともに来られて、本当に嬉しいです」と喜びを爆発させる。ナイト監督は「8歳の頃に父と一緒に初めて日本に来て、人生が変わりました。日本のものが大好きになって、そこから受けたインスピレーションが、前作『KUBO クボ 二本の弦の秘密』や『バンブルビー』につながっています」とニッコリ。ボナベンチュラは日本を「トランスフォーマーの聖地」と呼び、「『おいしいものは最後にとっておけ』と言いますが、日本公開が最後になったことも、日本のファンがそれだけ僕たちにとって大切だからです」と力強いメッセージを伝える。そして「これまでの作品の中で、日本へのオマージュを捧げられていなかった。次回作があれば東京を爆破したりして、皆さんに感謝をお伝えしようかな」とジョークを飛ばし、観客を笑わせた。
役どころを問われ、スタインフェルドは「(チャーリーは)10代の女性としての描写がとても緻密で、人生を模索している人物です」と解説。「私自身もそういう時期を経験してきましたし、いまだに見失ったり不安だったり混乱したり、そういう気持ちは今後も(自分の中から)なくならないかもしれないんですけど、そういう感情をよく捉えています」と熱弁した。
チャーリーの声を担当した土屋は、モニターのスタインフェルドの演技を見つめ続けていたといい、「初対面なのに、『やっと会えた』という気持ちです」と感動の面持ち。海外ゲストへの感謝を伝えるため英語でのスピーチに挑戦し、「愛とパワーにあふれた作品で、チャーリーという役を演じることができて幸せです。今日は皆さんと同じ舞台に立たせていただいて、本当にありがとうございます。『バンブルビー』は日本でも楽しんでもらえると、自信をもって言えます。皆さん楽しんで下さい!」と笑顔を浮かべた。スタインフェルドは、土屋の愛のこもった挨拶に感激した様子で、「私は日本語が話せないから素晴らしい! 私も次回は日本語で頑張ります」と意気込み、きずなを深めていた。
「バンブルビー」は、3月21日の先行上映を経て、22日から全国で公開。