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西成を描いた人情喜劇「月夜釜合戦」ポルトガルで劇場公開決定

2019年3月4日 19:00

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大阪・西成で16ミリフィルムで撮影された人情喜劇
大阪・西成で16ミリフィルムで撮影された人情喜劇
(C)映画「月夜釜合戦」製作委員会

[映画.com ニュース]古典落語「釜泥」をベースに、大阪・西成で16ミリフィルムで撮影された人情喜劇「月夜釜合戦」が、3月28日~4月3日まで、ポルトガルのリスボンとポルトの劇場で公開されることがわかった。

リスボンで10月に開催されたドキュメンタリーの祭典「ドック・リスボア」での注目作を6本セレクトし劇場公開する「6.DOC」という企画で、「人々の厳しい現実をもとに作られた本物の喜劇」との理由で選出された。ドキュメンタリーの巨匠フレデリック・ワイズマンの新作「MONROVIA, INDIANA」などと並んで上映される。なお、「月夜釜合戦」は、昨年11月から12月まで開催されたポルト・ポスト・ドック国際映画祭インターナショナルコンペティション部門において日本映画初のグランプリを獲得している。

2009年山形国際ドキュメンタリー映画祭出品作「長居青春酔夢歌」の佐藤零郎監督が初めて手掛けた劇映画で、撮影に16ミリフィルムを使用した同作は、大阪・西成を舞台に、泥棒、娼婦、ヤクザ、日雇い労働者、活動家らクセの強い面々が、訳ありの“釜”を巡って争奪戦を繰り広げるというドタバタ人情喜劇。「日本映画の体制批判の伝統を継承する方法論」「社会の周縁へ追われる人々への共感」と高い評価を受け、今回のポルトガルでの上映が決定した。この作品で描かれている物語は、現在あらゆる都市で起きている問題として広く海外でも注目を集めている。

なお、日本では、3月9日から渋谷ユーロスペース、4月20日から横浜シネマリンで、オリジナル16ミリフィルムでの公開が予定されている。


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