桑田佳祐「男はつらいよ」主題歌&オープニングに出演!山田洋次監督から熱烈ラブレターで快諾
2019年2月21日 04:00

[映画.com ニュース] 「サザンオールスターズ」の桑田佳祐が、国民的人気映画シリーズの50作目となる「男はつらいよ お帰り 寅さん」の主題歌「男はつらいよ」をオープニングで歌唱し、出演も果たしていることが明らかになった。
1969年8月27日、第1作「男はつらいよ」が封切られてから50年。シリーズ50作目となる22年ぶりの最新作は、故渥美清さんが演じてきた車寅次郎の甥(おい)である満男(吉岡秀隆)と、満男がかつて思いを寄せたイズミ(後藤久美子)のその後の物語。別々の人生を歩んできたふたりを軸に、さくら(倍賞千恵子)、博(前田吟)、“くるまや”を取り巻く人々の現在が描かれる。

今回の桑田の主題歌歌唱、そして出演に至る経緯は、テレビ番組で「男はつらいよ」を歌う桑田の映像を目にした山田監督が「実にうまい!」と感激したことが出発点だ。今作の製作に際して、山田監督が「ぜひ、新しい寅さんの幕開けをあの素晴らしい桑田さんの『男はつらいよ』で始められないか。出来れば出演もしていただき、華を添えてもらえないだろうか」と提案し、熱いラブレターをしたためた。“求愛”を受けた桑田も、かつて自身のテレビレギュラー番組に「音楽寅さん」というタイトルをつけるほど寅さん、山田監督のファンで、これまでステージなどで何度となく「男はつらいよ」を披露してきた。それだけに、山田監督の熱い思いを受け取るや、即座に快諾したという。
思いが実を結んだ山田監督は、「桑田君が歌う『男はつらいよ』は、人を優しい気持ちにさせ、元気づけてくれる。『まあ、こんな私でもなんとか生きていけるんじゃないかな』。観客の背中をポンと押してくれるような素晴らしい主題歌となり、記念すべき50作目のオープニングを飾るに相応しい名シーンとなりました」と喜ぶ。さらに「桑田君、『寅さん』の世界に飛び込んで来てくれてありがとう!『音楽寅さん』はまさに『映画寅さん』でもあった。渥美さんもきっと喜んでくれると思います」と万感の思いを込めた。

憧れの「男はつらいよ」に出演した桑田は「山田洋次監督はじめ、山田組や松竹映画スタッフの皆さまには、何と御礼を申し上げたら良いのか言葉もございません」と胸中を告白する。山田監督と顔を合わせた日のことにも触れ、「昨年末、私のライブにまでわざわざお越し頂き、4時間越えのステージを最後までお立ちになったままご覧頂いた山田監督。憧れの人にお逢い出来た瞬間、私は全身から力が抜けてしまったことを忘れません。撮影スタジオでは、主題歌を歌うシーンで私のおぼつかない『演技』に、あたたかくご指導を頂きましたことは、一生の思い出です」と思いをはせている。
既にオールアップしている「男はつらいよ お帰り 寅さん」は、現在編集中で春に完成予定。12月27日に全国で公開される。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

死霊館 最後の儀式
【怖い!楽しい!観たことない――!!】超人気ホラー最新作! “最後の頂上決戦”、開幕!!
提供:ワーナー・ブラザース映画

この作品がすんごい!!
【中毒者、大量発生中!!】配信直後から超爆裂ヒット&世界記録樹立の“極大刺激作”!!
提供:JCOM株式会社

好きで好きで、狂いそうになる一作に出合いました
感情移入が止まらない。闇社会でもがく3人の青春と絆が、愛おしくて、たまらなくなる。
提供:THE SEVEN、ショウゲート

人生を心から楽しむ、生きる力をくれる映画
【映画出演124本目の最新作】きっと、あなたの人生の“大切な1本”になる――
提供:キノフィルムズ

なんだこの映画は…!!
【いやめちゃくちゃ面白かった!!!】音、物語、ビジュアル、全て高品質の“強”推奨作!!
提供:ディズニー

この衝撃作を知ってるか?
“大注目ドキュメンタリー”の魅力を語ってきた!
提供:ラビットハウス、ミュート