元宝塚男役・沙央くらま、「男性のいる現場に行くのは怖かった」
2019年2月9日 22:25
[映画.com ニュース] 「さぬき映画祭2019」で2月9日、元宝塚歌劇団専科男役の沙央くらま、「映画 刀剣乱舞」などで活躍する廣瀬智紀が出演するSFサイコホラー「鹿沼」が香川・イオンシネマ綾川で特別先行上映され、杉本逹監督、沙央、廣瀬が舞台挨拶に立った。
「鹿沼」は2040年、政府の完全管理ネットワークに出現した謎のサイト「鹿沼」を巡る近未来SF。天才心理学者タケル(黒羽麻璃央)は鹿沼がシリアルキラーを育成するサイトであることが解き明かし、最恐のシリアルキラー4人と戦いを繰り広げるというストーリー。8割程度、台湾で撮影した。
廣瀬は「サイコサスペンスは初めて。緊迫感ある撮影でしたが、楽しかったです」。昨年2月11日に宝塚を退団し、4月にクランクインした本作が映画デビュー作となった沙央は「宝塚を辞めたてで女性役を演じられたのがよかったのですが、2.5次元舞台や宝塚を見た人が、この映画を見てどう感じたのか気になります」と言うと、テレビバラエティーのディレクターが本業の杉本監督が観客に直撃インタビューを開始。「苦手のジャンルだったけども、面白く見られました」「格好良かったけども、グロかった」「コマ(沙央の愛称)さんは女性の姿でも格好良かったです。ただ、(怖い場面では)少し目をつぶらせていただきました」といった感想を引き出した。
その後、杉本監督は廣瀬と沙央に出演が決まった時の気持ちについて質問。沙央は「男性がいる現場に行くのは怖かったですね。映像ではどれくらいの声を出せばいいのか、分からなかった」。撮影中に「力を入れるな」と言われ続けたそうで、杉本監督は「舞台をやっていると、表現がどうしても大きくなる。リズムで芝居をするので、そこを直すためにリラックスしろと言いました」と明かした。また、廣瀬は「最初は自分たちを見て、当て書きしたいからと言われ、集まった食事会が最初でした。緊張しましたが、ありのままにマイペースでした」と振り返った。
最後に、廣瀬は「さぬき映画祭に来ることは夢でした。(今年のテーマである)『応援する映画祭』というのが、とても素敵だなと思いました。大きなスクリーンで観ることが映画の醍醐味。グロいシーンもありますが、緻密に計算されている作品。ホラー映画が好きな人にもオススメしていただければ」。沙央も「グロい部分もありますが、何度も楽しめる作品です」とアピールしていた。
「さぬき映画祭2019」は2月11日まで開催。
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