脱走兵が軍服と出合ったら…「ちいさな独裁者」危険な“偽将校”誕生の瞬間収めた本編映像
2019年1月10日 20:00

[映画.com ニュース] 第二次世界大戦末期に実際に起きた事件を描いた「ちいさな独裁者」の本編映像が公開された。
「RED レッド」「きみがぼくを見つけた日」などのロベルト・シュベンケ監督が母国ドイツで撮影した本作は、ドイツ兵が実際に起こした事件をベースにしたサスペンス。2017年のサンセバスチャン国際映画祭で撮影賞を受賞した。
1945年4月、終戦まであと1カ月に迫り敗色濃厚なドイツでは、兵士の軍規違反が相次いでいた。命からがら部隊を脱走したヘロルト(マックス・フーバッヒャー)は、打ち捨てられた車両の中で軍服を発見。それを身にまとって大尉に成りすまし、道中出会った兵士たちを次々と服従させていき、傲慢な振る舞いをエスカレートさせていく。
公開された映像は、“大尉の軍服”をヘロルトが見つけるシーン。命からがら逃げ出し行く当てもないヘロルトは、極寒の中でボロボロの恰好でさまよい歩くが、偶然にも無人の車の中から軍服を見つける。寒さに震えていたヘロルトは喜んで軍服をまとうが、ただの軍服ではなく大尉のものであることに気がつく。
それまでは弱々しさを醸し出していたヘロルトは、大尉の軍服を着た瞬間からその表情が一変。ふざけて大尉の真似事までしだし、後に起こる大量殺りくの引き金とも言える重要なシーンになっている。
「ちいさな独裁者」は2月8日から公開。
(C)2017 - Filmgalerie 451, Alfama Films, Opus Film
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