「赤い雪」主演・永瀬正敏「圧倒的な脚本に惹かれました」
2019年1月7日 22:30

[映画.com ニュース] 永瀬正敏、菜葉菜がダブル主演する映画「赤い雪 Red Snow」の完成披露試写会が1月7日、都内で行われ、永瀬、菜葉菜、井浦新の主要キャスト、甲斐さやか監督が顔をそろえた。
同作は30年前、雪が降り続く村で起こった少年失踪事件をめぐるサスペンス。「オンディーヌの呪い」などが国内外の映画祭で評価を受ける甲斐の長編監督デビュー作。監督自らが書いた脚本が高く評価され、永瀬、菜葉菜、井浦新、佐藤浩市、夏川結衣ら実力派が結集した。
30年前の事件を今も引きずる被害者の兄を演じた永瀬は、「圧倒的な脚本力に惹かれました。すごいな、どんな方が書いたのかと思いきや、監督はとてもかわいらしい方でした。(現場には)真っ白な気持ちで入りました。この監督には、なにかある。監督に染めてもらって、ラストに向かっていけばいいと思いました」。
事件の容疑者(夏川)のひとり娘に扮した菜葉菜は「監督の短編を見て、ぜひお仕事したいと思っていたら、『ぴったりの役がある』と言われたのがこの作品。まさにこういう役をやりたかった」。事件の真相を追う記者役の井浦も「僕も脚本に驚いた。この本を書いた人が長編初監督でどんな演出するのか、好奇心をかきたてられた」と口々に脚本の出来栄えを絶賛していた。
そうそうたるキャスト陣を相手にする大役を射止めた菜葉菜は「現場に入る前に監督とディスカッションし、共有していきました。本を読んだり調べたりしつつ、役を作っていったのですが、現場に入ったら、自分で勝手に追い込まれ、もがき苦しんでいました」。永瀬は「(菜葉菜は)280%の力で現場に立っていました」とニッコリ。「たまにちょっかい出して、ほぐしていきました。新君や浩市さんとご飯に行ったりしました」と明かした。
山形県内をめぐったロケ現場では、井浦が食事の店をロケハンし、セッティングしたそうで「僕はこの現場を楽しみ続けようと思い、空いた時間は散策していました。みんなで今晩、ここに行きたいなとか、民芸の史料館を見つけて、みんなに『行ったほうがいい』と勧めたりしました」と振り返った。
ベテラン・佐藤との濡れ場にも挑戦した菜葉菜は「そうそうたる先輩とお仕事をさせていただき、贅沢な時間でした。浩市さんからは『勝負になる作品になるから、思いっきりやりなさい』と言ってくださり、胸に飛び込むつもりで役に臨みました。でも、浩市さんがいるだけで空気が変わるので、ここで負けてはいけない、という緊張感や葛藤がありました。夏川さんは(私の役には)濡れ場もあったので、気を使ってくれました。永瀬さんが言う通り、本当に周りが見えないくらいでしたが、沢山の人に支えられたなと思います」と共演者に感謝していた。「赤い雪 Red Snow」は、2月1日から公開。
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