C・イーストウッド、新作「運び屋」ワールドプレミアで日本のファンにメッセージ!
2018年12月12日 20:00

[映画.com ニュース] クリント・イーストウッドが約10年ぶりに監督・主演を務める「運び屋」のワールドプレミアが12月10日(現地時間)、米ロサンゼルスのリージェンシー・ビレッジシアターで開催。イーストウッドをはじめ、実の娘であるアリソン・イーストウッド、ダイアン・ウィースト、マイケル・ペーニャ、アンディ・ガルシア、タイッサ・ファーミガらが出席した。
物語のベースとなったのは、2014年6月にニューヨーク・タイムズ・マガジンに掲載された「シナロア・カルテルの90歳の運び屋」という1本の記事。この記事をもとに、「グラン・トリノ」でもタッグを組んだ名手ニック・シェンクが脚本を執筆。アール・ストーン(イーストウッド)は金もなく、孤独な老人だった。商売に失敗し、自宅も差し押さえられかけたとき、「車の運転さえすればいい」と仕事を持ちかけられる。軽い気持ちで引き受けたが、それがメキシコ麻薬カルテルの“運び屋”だということを知らなかった……。
大勢のファンやマスコミだけでなく、スコット・イーストウッドも駆けつけたプレミアは、映画館を2館使用するという注目度の高いイベントに。会場に姿を現したイーストウッドは「全てを語ると時間がかかります。ですが、とても面白い作品です。もし間違った仕事を引き受けると大変なことになるという内容の物語で、たくさんの出来事が不利に働いていきます。そして日本の皆さんが大好きです!」と日本のファンへメッセージを送った。
本作以降も“監督&主演”を兼任する予定があるかどうかと問われると「物語やその時の気分次第です。誰かにしてもらった方がいい時もあるし、自分でした方がいい時もあります」と回答。そして「アメリカン・スナイパー」でもタッグを組んだ共演者のブラッドリー・クーパーについて「彼は素晴らしいです。彼は素晴らしく、とても良い演技をしますし、信頼できる人です」と絶賛した。
ウィーストとファーミガは、イーストウッドとの共演について「天国です。とても素晴らしかったですし、この人生のタイミングで共演できたことがとても幸運に思いました。まさか実現するとは思いませんでした」(ウィースト)、「彼が現場で指揮をとるとき、とても静かで、統制されている感覚がありました。私はもっと恐怖のようなものを感じるかと思いました。彼が信頼を持ち、俳優たちに演技のスペースを与えながら指揮を取っていたことが好きでした」(ファーミガ)と述懐。一方“親子共演”となったアリソン・イーストウッドは「彼も私もお互いに変わりました。最後に仕事をしてから20年以上も経ちます。家族としてはとても親しいですが、時間が経ち仕事で再び一緒になるということはまた違います。彼が現役の間に一緒に仕事ができてとても嬉しいです」とコメントを寄せている。
「運び屋」は、2019年3月8日から全国公開。
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