渡辺信一郎×ボンズ「キャロル&チューズデイ」少女が音楽奏でるビジュアルや予告完成
2018年11月24日 11:00

[映画.com ニュース] 「カウボーイビバップ」の渡辺信一郎が総監督、「僕のヒーローアカデミア」のボンズがアニメーション制作を務め、「スペース☆ダンディ」以来の再タッグを組むオリジナルアニメ「キャロル&チューズデイ」の第1弾キービジュアル、予告CM、音楽情報などが一挙に発表された。
カップヌードルのCM「HUNGRY DAYS」シリーズのキャラクターデザインを手がけた漫画家・窪之内英策氏がキャラクター原案を担当する本作は、人類が火星に移り住んで50年が経過した時代を舞台に、17歳の少女2人が起こす奇跡を描く。働きながらミュージシャンを目指す少女キャロルと、裕福な家庭に生まれながらも、ミュージシャンになりたいという夢を理解してもらえず孤独を抱える少女チューズデイが、ともに歌い、音を奏でるなかで“大きな波”を起こしていく。
第1弾キービジュアルは、キャロルとチューズデイが路上ライブを行う場面を切り取っている。本作は、シンセサイザー/キーボードブランドの「Nord」、老舗ギターメーカーの「ギブソン」(Hummingbird)とのコラボレーションが決まっており、キャロルが弾くキーボードには「Nord」、チューズデイのギターには「ギブソン」のロゴがデザインされている。
渡辺総監督は、「音楽をネタとして扱うんじゃなくて、音楽そのものをテーマとした作品を作りたいということ。それは音楽に対する清冽(せいれつ)な思いであり、濁りなき衝動であってほしいということ。それを表現できるのは、きっと大胆で未熟で恐れを知らない17歳の女性たちだろう」と、本作に込めた思いを明かす。そのうえで、本作でこだわった点を「アニメーションと音楽をいかに融合させるかということです。演奏シーンはもちろんですが、それ以外の部分でもいかに音楽的なアニメーションを作るか、いや音楽そのものであるようなアニメーションを作りえるか、それを試行錯誤しながら作ってます」と語っている。
一方、キャラクター原案を担った窪之内氏は「心がけたのは、脇役も含めてキャラクターそれぞれの人生の背景を感じさせること。僕の場合、過去や生い立ちなど人物像をしっかり決めないとビジュアルが浮かんでこないので、勝手にイメージを膨らませて、キャラクターを作りました」と話している。
さらに、カナダ出身のアーティストMockyが、本編の音楽を担当することが決まっている。「キャロル&チューズデイ」は2019年4月からフジテレビのアニメ枠「+Ultra(プラスウルトラ)」で放送されるほか、Netflixで全世界配信される。
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