映画「ドラゴンボール」第20作、武道館でド派手にプレミア ファン5000人が「かめはめ波!」
2018年11月14日 20:00

[映画.com ニュース]「ドラゴンボール」の劇場版第20作となる「ドラゴンボール超(スーパー) ブロリー」のワールドプレミアが11月14日、東京・千代田区の日本武道館で行われ、声優を務めた野沢雅子、堀川りょう、中尾隆聖、島田敏、久川綾、古川登志夫、宝亀克寿、主題歌を手がけた三浦大知、監督の長峯達也が舞台挨拶に出席した。
世界的人気を誇る原作同様、イベントは度肝を抜くスケール感で幕開け。“武道の聖地”にレーザー光線が飛び交うなか、総合格闘技のようなハイテンションの呼び込みに応じ、孫悟空役を担った野沢らが1人ずつ登場する。アリーナの中央を貫くレッドカーペットを歩き、「そろそろ、オラとやろうぜ!」(野沢)、「待たせたな。魔貫光殺砲!」(ピッコロ役・古川)などと叫ぶたびに、詰めかけたファン約5000人は熱狂的な歓声を上げた。ド派手な演出、そしてレジェンド声優たちの一挙手一投足に場内は興奮の坩堝(るつぼ)と化し、あまりの感激に泣き出す観客の姿も。改めて同シリーズの人気をうかがわせた。
客席の熱気を受け、野沢は「ただびっくりです。こんな場所、ありえない! すごく嬉しいです」と感無量の様子で、ベジータ役の堀川も「こんなにたくさん、『ドラゴンボールを』愛してくれている。こんなに嬉しいことはない」とクールに喜びを噛み締める。主題歌「Blizzard」を手がけた三浦は、声優陣と初対面を果たしただけに「震えています。みなさんの登場がかっこよすぎて、震えを抑えるので必死。世界中に愛されている『ドラゴンボール』に音楽で携われて、光栄です」と身を震わせていた。
今作は“宇宙最強の戦闘民族・サイヤ人”をテーマに、悟空&ベジータ&ブロリー&フリーザの壮絶な戦いを描く。バトルシーンの出来栄えに称賛が集まっており、野沢は「びっくりするくらい素晴らしい。今までで一番良い。普段は脚本を読むと『だいたいこういう感じね』とわかるんですが、この作品はいい裏切りがある」と太鼓判を押し、「『バトルシーンだけなのかな』と思うほど、ずっとバトル。『セリフ、言った?』と思うくらい『ドワー! ドワー!』だった」と独特の表現でアピール。ブロリー役の島田は、アフレコ時のテンションを問われ「頭のなかを花火で例えると、最初は線香花火のよう。それがどんどん大きくなり、後半は『バンバンバンバン!』と、燃えました」と振り返っていた。
また、今作で初めて劇場版に参加したブルマ役・久川は、「大好きな鶴さん(2017年11月16日に亡くなった鶴ひろみさん)が築き上げた、大事なブルマを決して汚さないように、神聖な気持ちで演じました」としみじみ。フリーザ役の中尾は「今回もおいしい役をいただきました。目一杯、悪いやつをやらせていただきました!」と胸を張り、ファンの期待を煽った。
そして最後は、登壇陣が5000人とともに「か・め・は・め・波ー!」と絶叫。キャノン砲もぶち上がり、大盛り上がりのうちにイベントは幕を閉じた。「ドラゴンボール超 ブロリー」は、12月14日から全国で公開。
(C)バードスタジオ/集英社 (C)「2018ドラゴンボール超」製作委員会
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