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黒木華、転機は野田秀樹との出会い「役者人生の始まり」

2018年11月1日 15:00

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初日挨拶に立った黒木華
初日挨拶に立った黒木華

[映画.com ニュース] シリーズ累計640万部を突破した三上延氏のミステリー小説を実写映画化した「ビブリア古書堂の事件手帖」の初日舞台挨拶が11月1日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われ、黒木華野村周平成田凌夏帆東出昌大三島有紀子監督が登壇した。

鎌倉の古書店「ビブリア古書堂」の女店主・栞子(黒木)と、店を手伝う大輔(野村)が、古書をめぐる謎や秘密を解き明かしていく。全国253スクリーンでの封切り。黒木は「本の知識が豊富で、推理力もすごい役どころ。(推理の)内容を理解した上で、スラスラと伝えるのが難しかった」と振り返った。

本との出合いで人生が動き出すストーリーにちなみ、「人生の転機となった人や物は?」と問われると、黒木は「野田さんとの出会いが、役者人生の始まり。自分がお芝居好きだと発見したし、お仕事としてやっていけるかもと思った現場だった」と、本格デビューのきっかけとなった演出家・野田秀樹氏の存在を語った。

一方、野村は「うちのお父さんが賞金目当てで、勝手に書類を送り、その後の人生を決められた。やつが僕を(所属する)アミューズに売ったんです(笑)」とデビュー秘話を明かし、「賞金150万円でお店を開いたが、もうなくなった」とオチをつけ、会場を盛り上げた。また、「三島監督から『太陽みたいな人間でいて』と言われたから、そうしていたら『うるさい』と言われて……。理不尽ですよね」と恨み節も。当の三島監督は「温かい太陽のように現場を解してほしいと思ったが、まるで灼熱の太陽で(笑)」と釈明していた。

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