三浦貴大、Twitterへの書き込みをリクエスト「エゴサーチします」
2018年10月27日 04:00
[映画.com ニュース] 三浦貴大が主演する映画「栞」が10月26日、全国13館で初日を迎え、三浦をはじめ阿部進之介、白石聖、池端レイナ、前原滉、池田香織、主題歌「Winter」を作曲したピアニスト・西川悟平氏らが東京・新宿バルト9で舞台挨拶を行った。
映画は、理学療法士の主人公が、勤務先の病院に入院した父が日々弱っていく姿を目の当たりにして無力感に苛まれながらも、懸命に生きようとする入院患者の姿に感化され、仕事への情熱を取り戻していく姿を描く。元理学療法士の榊原有佑監督が自身の体験を基に脚本を書いた。
まじめな性格で、献身的に患者のサポートに取り組む主人公を演じた三浦「映画は見てもらって完成。今日がその日。来てくださったみなさんには感謝の気持ちしかない。思い入れのある作品なので、感慨深い。言葉にならないです。今日からどういう反応が帰ってくるのか、楽しみでもあり、怖い。Twitterに感想を書いて欲しい。エゴサーチします」とアピールした。
三浦とは再びの共演となった阿部進之介は「8年ぶりかな。その間、会っていなかったけども、感じるものがあった。すごく自然にやれたなという気がする。とてもいいセッションができた」と胸を張った。また、2014年に台湾に渡り映画、ドラマで活躍している池端レイナは中国語を披露。三浦は「何を言っているのか、全然分からなかったけど、すごいな、と思いました」と驚いていた。
榊原監督は「脚本を書いたのは4年前。ようやく、この日が迎えられた。スポーツをやっていて、けがをして、先生にお世話になったのが理学療法士になったきっかけ。病気を持ちながら、葛藤を抱えている人がいる。その一方、理学療法士も、できることと、できないことがあって、葛藤を抱えている。この現状を知ってもらえることはないかと思って、映像の世界に入った。映画的に面白いとかは排除して、実際に起きたことを基にした」と言葉に力を込めた。
最後に、三浦は「監督の思いを丁寧に芝居で乗せていければと思い、演じた。それをどう感じるかは自由でいい。親しい人や家族、友達を思い浮かべてくれるといい。人とのつながりの話だと思っています。心を込めて作りました」と結んだ。
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