宮崎駿、LA映画批評家協会のキャリア功労賞受賞へ
2018年10月24日 15:41

[映画.com ニュース] 日本が世界に誇るアニメーション映画界の巨匠・宮崎駿監督が、ロサンゼルス映画批評家協会賞で最高の栄誉とされるキャリア功労賞を受賞することがわかった。米ハリウッド・レポーターが伝えている。
同協会のクラウディア・プーチ会長は「長年にわたり、美しい映像と奥深いテーマが見事に融合した傑作アニメーション映画の数々で、批評家たちと世界中の観客を、想像力に富んだ魅惑的で忘れがたい別世界へと誘ってくれた宮崎駿氏にこの賞を贈ることができて、我々一同心から光栄に思っています」と声明を発表し、宮崎監督の偉業を称えた。さらに、「彼の作品が観客に与える刺激と感動は類をみないもの。私自身、女性として、意志が強く勇敢で自立した女性キャラクターを数多く生み出してきたことに、とりわけ大きな感銘を受けました。彼はその昔、映画作りにおける信条を、『どんな女性も男性と等しくヒーローになれる』と端的に述べましたが、これほど今日的な意味を帯びた言葉はないのではないでしょうか」と、♯MeTooに代表される男女格差是正に向けた社会運動への宮崎作品の貢献を指摘した。
現在、2020年公開予定の新作長編アニメ「君たちはどう生きるか(仮題)」の製作に取りかかっている宮崎監督は19年1月12日、米ロサンゼルスのインターコンチネンタルホテルで行われる第43回ロサンゼルス映画批評家協会賞授賞式にてキャリア功労賞を授与される。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース





