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オファーを断っていた立川談春、倉科カナ主演「あいあい傘」公開の遅れを謝罪!?

2018年10月15日 22:30

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倉科カナが作品に感じた「ご縁」
倉科カナが作品に感じた「ご縁」

[映画.com ニュース] 倉科カナ立川談春が25年ぶりに再会する親子を演じる映画「あいあい傘」の一般試写会が10月15日に東京・有楽町のよみうりホールで行われ、倉科と立川のほか、メガホンをとった宅間孝行監督が登壇した。

宅間監督が主宰し、2012年に解散した「東京セレソンデラックス」の舞台を映画化。07年の上演後、これまで1度も再演されたことがなく、ファンの間では“幻の名作”と呼ばれていた。さつき(倉科)は25年前に蒸発した父・六郎(立川)を探しに、小さな田舎町にやって来る。年に1度の祭りで町が賑わうなか、さつきは六郎を知るテキ屋の清太郎(市原隼人)、父の新しい家族である妻の玉枝(原田知世)、彼女のひとり娘(入山杏奈)と出会う。

本作に縁を感じたという倉科は「私は少しさつきちゃんと近い境遇ですので、自分の痛みを力に変えて演じられました。運命なんじゃないかなと。作品を見終わって、私自身も救われましたね」と思いを明かした。

舞台での上演から11年を経ての映画化について、宅間監督は「映画は撮影してもお蔵入りしてしまうこともあるエンタテインメントなので。ここまで来たら、来週公開はまず間違いないだろうと思っておりますので、ほっとしてます」とニッコリ。人気ドラマ「下町ロケット」への出演がきっかけでオファーを受けた立川は「落語家は1人でやってる商売でしょ。人との共同作業で責任を持つっていうことがすごく不安で。1年以上も断っていたんだけど、私の言葉の暴力にも一向にめげないプロデューサーで」と振り返る。「私のせいで公開が遅れたんです。全て私が悪かったです、どうもすみませんでした」と謝罪し、会場は笑いに包まれた。

また倉科は、見どころとして親子再会のシーンを挙げ「25年ぶりの再会なので、談春さんとの距離感は大切にしていて。(気持ちを作るために)現場ではほとんどお話していないんですよ」と語ると、立川は「その思いを知らないからさ、しばらく俺は嫌われているんじゃないかと思ったよ」と切なそうに述懐した。「あいあい傘」は10月26日から全国で公開。

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