宇野亞喜良×エル・ファニング「メアリーの総て」コラボ鑑賞券発売 ノートの特典も
2018年10月2日 18:00

[映画.com ニュース]英国古典ゴシック小説の名作「フランケンシュタイン」を生み出した女性作家の半生を、エル・ファニング主演で映画化した「メアリーの総て」。このほど、日本を代表するイラストレーター、宇野亞喜良氏とコラボしたスペシャル劇場鑑賞券の発売が決定、そのビジュアルと特典のノートブックに描かれるイラストレーションが公開された。少女をモチーフにしたオリジナルイラストレーションと映画を融合させ、ファニングが演じるメアリー・シェリーを、ゴシックで幻想的なタッチで完成させた。
60年代から活躍し、少女や女性の耽美的な絵で知られれる宇野氏。近年では、椎名林檎、布袋寅泰らアーティストのアルバムのジャケットデザインなどを手がけるほか、最近では、資生堂の化粧品ブランド「マジョリカ マジョルカ」とコラボレーションした似顔絵ジェネレーター「マジョリ画」が話題となった。
本作を鑑賞した宇野氏は、「若い女性が<フランケンシュタイン>という怪奇小説を書き上げる…というエピソードが映画になった。これが百年以上前の話だから、いろんな部分が面白い。自動車もないし、電気もない。小説を書くのは万年筆や、あるいは優雅な羽根ペンなどではなく、不思議なペッタンコの鉛筆なのである。この時代にはまだ女性の作家の存在が認められていなかったようで、出版された本の表紙に作家名はなく、作家名が入るのは2刷り以降のことらしい。現代人には全ての事象が新鮮である。リアリズムで描くロマネスクの世界。映画からインスピレーションを受けて、僕の中のイマジネーションの世界でメアリーを描き上げた」とコメント。

19世紀のイギリスで小説家を夢見る少女メアリーは妻子ある詩人パーシー・シェリーと出会う。2人は互いの才能に惹かれあい、情熱に身を任せて駆け落ちするが、メアリーは数々の悲劇に見舞われてしまう。失意の中にあったメアリーは詩人バイロン卿の別荘で「みんなで1つずつ怪奇談を書いて披露しよう」と持ちかけられる。長編デビュー作「少女は自転車にのって」が第86回アカデミー外国語映画賞にノミネートされた、サウジアラビア出身の女性監督ハイファ・アル=マンスールがメガホンをとった。
10月13日から、宇野氏のイラストレーションバージョンと映画のポスター画像を用いた2種の劇場鑑賞券を全国の上映劇場発売予定(一部劇場除く)。尚、特典となるオリジナルノートブックは全国限定800個(なくなり次第終了)。詳細は公式HPで告知する。
「メアリーの総て」は、12月から東京・シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテほか全国で順次公開。
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