米ワーナー、マイケル・B・ジョーダンとタッグで「インクルージョン・ライダー」実現へ
2018年9月17日 18:00
[映画.com ニュース] 米ワーナー・ブラザースの親会社ワーナーメディアは、キャストとクルーの多様化を推し進めるための新たなルールを施行したと、米ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。これは「クリード チャンプを継ぐ男」や「ブラック・パンサー」で知られる米黒人俳優マイケル・B・ジョーダンとのパートナー契約をきっかけに発足したもので、ジョーダン主演の最新作「Just Mercy(原題)」以降すべてのワーナー作品に適応されるという。
ハリウッドでは2014年に#OscarsSoWhite(白すぎるオスカー)騒動が勃発してから、作品内における多様性の反映が急務とされていた。その後、18年のアカデミー賞では、「スリー・ビルボード」で主演女優賞を受賞したフランシス・マクドーモンドが、「インクルージョン・ライダー」という聞き慣れない言葉を受賞スピーチで発言すると、大きな話題となった。
「インクルージョン・ライダー」とは、南カリフォルニア大学のステイシー・スミス教授が生みだした造語で、トップ俳優がハリウッド映画の出演交渉を交わす際、キャストやスタッフの起用において多様性の受け入れを義務化する条項を加えることだ。ハリウッド映画でもっとも影響力を持つ映画スターの力を利用して多様化を押し進める試みで、ジョーダン自身もマクドーモンドの受賞スピーチで初めて知ったという。
「フランシスがインクルージョン・ライダーという2語を発言して業界を騒然とさせたとき、ぼくは多様化のための慣行をルール化できると悟りました」とコメントしている。ワーナーのケビン・ツジハラ会長兼最高経営責任者も、「ワーナー・ブラザースと姉妹会社のHBOとターナーが、多様性と包括性におけるわれわれの立場を声高に宣言したことを誇りに思います」と発言している。
多様化を実現するための詳しい条件は不明だが、ワーナーは進捗状況を毎年報告するとしている。
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