「カメラを止めるな!」動員120万人突破 大ヒット継続に上田監督らが歓喜の“ポン”!
2018年9月6日 22:05

[映画.com ニュース] 異例の大ヒットを記録中の上田慎一郎監督作「カメラを止めるな!」の100万人突破記念舞台挨拶が9月6日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた。上田監督をはじめ濱津隆之ら総勢22人が登壇し、満席の会場から熱狂的な歓声と拍手を浴びた。
8月31日に観客動員100万人を記録し、9月6日時点で120万人超え。上映館数は269館(終了および今後上映の劇場も含む)にのぼり、興行収入は16億円を突破している。社会現象とも言える熱狂ぶりに、上田監督は「6月23日の公開初日が大昔のように感じますし、永遠のように思える2カ月半でした。最初は2館から始まり、3週間で終わる予定でしたが、120万人突破。去年の夏の撮影からずっと走ってきてくれた方々と、自分の映画のように応援してくれた皆さんが、僕の1番の自慢です」と快哉を叫び、「(今作の)生みの親は僕たちスタッフ・キャストかもしれませんが、育ててくれたのはここにいる皆さんと、カメラの前にいる皆さん。こんなに熱い親がいっぱいいる映画は、ほかにないです。皆さんのおかげでこんなに元気な子に育って、まだまだ遠くまで走ってくれると思う。その背中を一緒に見守ってくれると嬉しいです」と感無量の面持ちを浮かべた。
一方で監督・日暮隆之役の濱津が「映画や業界のことはまったく詳しくないんですが、そんな自分ですら、すごいなと思うことばかり、この映画に出てから、身に降りかかってくる」とたどたどしく話すと、登壇陣は「まとめてもらっていいですか?」などと一斉にツッコミを入れ、場内を爆笑に包む。日暮の娘役の真魚は「真魚様~!」と熱烈な歓声を受け、日暮の妻役のしゅはまはるみは「今作が日本アカデミー賞の対象作品になりました! ひとえに、皆さんが応援してくださったおかげ。夢のようなレッドカーペットを歩ける可能性が出てきました」とにんまりと頬を緩めた。
この日はほかに、長屋和彰、細井学、市原洋、山崎俊太郎、大沢真一郎、竹原芳子、浅森咲希奈、吉田美紀、山口友和、藤村拓矢、眼鏡太郎、曽我真臣、佐渡未来、イワゴウサトシ、高橋恭子、生見司織、音楽の鈴木伸宏、主題歌の山本真由美も出席。約1カ月ぶりに同館に凱旋した一同は、軽快なトークで笑いをさらい続け、上田監督は「余裕が出てきたね、舞台挨拶に!」と頼もしそうだった。最後は、しゅはまの劇中セリフに絡めた一本締めも。「ポン!」という掛け声が響き渡り、舞台上でも客席でも歓喜の笑顔が弾けていた。
映画は、監督・俳優専門学校「ENBUゼミナール」のワークショップ第7弾として製作された作品。30分以上の長回し、前半と後半が大きく異なる構成、何度も本編を見たくなるようなアイデアの妙、共感を集めてやまないキャラクターなど、全編にみなぎる映画的興奮が観客を魅了し続けている。
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