「カメラを止めるな!」秋山ゆずき、上田慎一郎監督への感謝と壮絶な撮影現場を語る : 映画ニュース

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「カメラを止めるな!」秋山ゆずき、上田慎一郎監督への感謝と壮絶な撮影現場を語る

2018年9月1日 21:00

明るくインタビューに応じた秋山ゆずき「カメラを止めるな!」

明るくインタビューに応じた秋山ゆずき
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[映画.com ニュース]日本全国を熱狂の渦に包み込んでいる、上田慎一郎監督作「カメラを止めるな!」。8月26日時点で累計興行収入12億5700万円、同31日時点で観客動員100万人を突破し、“感染”の勢いは増す一方だ。そんななか、劇中で「よろしくで~す」が口癖のアイドル・松本逢花を演じた秋山ゆずきが、映画.comのインタビューに応じ、“37分ワンカット”の壮絶な撮影風景と、“映像のお芝居のお父さん”と慕う上田監督の人となりを語った。

監督・俳優専門学校「ENBUゼミナール」のワークショップ第7弾として製作された作品。30分以上の長回し、前半と後半が大きく異なる構成、何度も本編を見たくなるようなアイデアの妙、共感を集めてやまないキャラクターなど、全編にみなぎる映画的興奮が観客を魅了している。

現在25歳の秋山は、中学生から芸能活動を開始し、以後はモデルやグラビアなどで活躍。女優としては2010年ごろから舞台作品に出演し、今は映像作品を中心に活動している。上田監督の短編「恋する小説家」(11)で映画デビューを果たし、「カメラを止めるな!」ではENBUゼミナール外からの“ゲスト女優”として招かれた。

上田監督とは3度目のタッグ。秋山は「7年前の『恋する小説家』オーディションで、上田さんは『僕が思い描くヒロイン・奈緒が来てくれた!』と私を選んでくれたんです」と出会いの瞬間を振り返る。今作のオーディションにも誘われたが、舞台出演と被ったため、参加は叶わなかった。しかし後日、上田監督から「ゲスト女優として出てほしい」とオファーが届く。「『やりたいです!』と即答しました。上田さんは私が18歳のころから見てくれている、“映像のお芝居のお父さん”。上田さんの作品は絶対に出たいんです」と熱を込めて明かした。


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(C)ENBUゼミナール
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舞台を終え、ゼミナールのワークショップに参加。当初予定していた倍の日数を稽古に費やし、時にはメンバーが代々木公園に集まり自主練習に励むなど、部活動のような熱血の日々を過ごした。「上田さんも顔を出して、演出してくれたり。アツいメンバーが集まったからこそ、ここまで愛してもらえる作品になったのかな、と思っています」と目を細める。

上田監督の人となりを聞くと、「皆、上田さんのことが大好きなんですよ」。撮影現場ではピリついた様子は一切見せず、朗らかで柔らかく、そしてどこまでも純粋な上田監督の人柄が、周囲を和ませ続けた。「無謀と言われていた37分ワンカットも、上田さんがいたから笑顔で乗り切れたんです。雨待ちでも『よっしゃ、もうすぐ雨雲がどっか行くぞ!』と楽しそうで、NGが出ても『今しか撮れない一瞬だから』とポジティブなんです」。

今作は17年1月に企画が始動し、4月の選考とワークショップを経て、6月21日にクランクイン。撮影は、まず廃墟での37分ワンカットに取り掛かった。舞台の経験から「不安はそこまでなかった」という秋山だが、実際にロケ地へ行き、懸命に稽古してきた複雑な段取りの最終確認を終えると、やはり独特の緊張感に苛まれた。「日没やロケ地使用時間の関係で、1日あたり2~3テイクしか撮れないので、『絶対に成功させなきゃ』とプレッシャーがありました。撮影直前は、全員がそれぞれ違う場所で精神統一をしていました」と振り返る。


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(C)ENBUゼミナール
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本番の声がかかった。ワンカットのロケ日数は2日間だったため、全員が「1日で成功させる」と意気込んだが、満足がいく瞬間は訪れなかった。最終日に持ち越した第4テイクは最後まで完走できたものの、途中で“カメラが止まっていた”ことが発覚しNGに。「『今の良かった!』と喜んでいたら、『ごめん……』。カメラマンが転ぶシーンで、止まっちゃったみたいです。そこまでがとても良かったので、どこかで上映してくれないかな(笑)!?」。NGシーンでもドラマがありつつ、日が沈みゆくなか、ラストチャンスの6テイク目に突入する。血がレンズに飛び散るなどトラブルも多かったが、最も熱量の高い“二度と撮れない”テイクを駆け抜け、「OK!」と渾身の雄叫びが廃墟に響いた。

その日の打ち上げは大いに盛り上がり、翌日には物語後半の撮影が始まった。秋山は「前日にあんなに全力で走り回って、草むらで血のりを落とすような大変なことを乗り越えたんだと、全員が一回り大きく成長して撮影していました」と、安堵と達成感をにじませながら述懐する。

そして公開を迎えた後は、周知の通り事件的な反響を呼んでいる今作。秋山自身は「現実なのかな?」と実感はないようだが、それでも「新幹線の乗り換えでエスカレーターを上がっていたら、横の階段からファンの方が『秋山さん、サインしてください!』」と日々積み重なる“喜び”に、表情は自然とほころんでいく。10年前から掲げる将来の夢は、シンデレラになること。「カメラを止めるな!」という“シンデレラストーリー”の真っ最中に、「恥ずかしくて最近は伏せていたんですよ。でも上田さんが面白がって今作パンフレットにも書いたので、ものすごく広まっちゃって(笑)。もう1回、掲げますかね! 目の前にあることを、誠心誠意頑張って、丁寧に。そしていつかは……」と、新たに意欲がみなぎった。

(映画.com速報)

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